カテゴリ:島のこんな話題( 35 )

今日はトライアスロンの日

 昨日のマックスバリュの話の続きですが、店員さんに聞いたところ、募金レシート入れが出るのは毎月11日のイオンデーだけなんだそうです。

 さて、石垣島では本日トライアストン大会があります。
 午前中は一般の部、午後はワールドカップ石垣大会。
 一般の部は一人で3種目(水泳、バイク、ラン)やる部門と、それぞれの種目を3人でリレーする部門とあります。
 わたしも出ようかなあ、なんてちょっと思ったりもしたんですが、やめときました。
 以前出場した方に話を聞いたんですが、水泳にでるなら専用のウェットスーツを着るべきらしいです。
 まだこの時期寒い日もあるし、ウェットスーツ着ていれば沈むことないので危険防止にもつながるからだとか。
 専用のウェットスーツといのは、普通のウェットスーツの袖から下がないやつ。
 そうでないと、クロールするのに腕回らないから。
 これ買うのがちょっと高いんですよねえ。
 自転車も持っていないし。
 どちらかというと予算の関係で出場やめました。
 マラソンより敷居高いなあ。
 それでも出場される市民アスリートはたくさんいらっしゃいます。
 今日は曇り空で、コンディションよさそうですね。
 午前中のランもバイクも朔がコース内にすっぽりと入ってしまうようです。
 また、午後のワールドカップのときは桟橋通りがコースとなっています。
 朔にいらっしゃる方は、交通規制にお気をつけください。
 では、出場者の方々、頑張ってください!

 11年前の今日。1997年4月13日。旅の325日目。
 一週間いたブダペストともお別れ。
 居心地よかったなあ。
 クロアチアのスプリット行きの夜行列車の出発まで時間があった。
 重い荷物を背負って街をぶらつく気にもなれず、バーガーキングで椎名誠など読みながら時間つぶし。
by haiderinn | 2008-04-13 09:42 | 島のこんな話題

今日は潮干狩りの日

 八重山では、今日は浜辺で潮干狩りをする日なのです。
 今日4月8日は、旧暦の3月3日。
 3月3日といえば、内地ではひな祭りですが、こちらでは全く文化が違うんですね、「浜下り(はまおり)」という行事なのです。
 ひな祭りと共通なのは、「はまおり」が女性の行事ということ。
 女性が浜で水にはいり身を清めるのが本来の「はまおり」。
 ところが、せっかく海に行くのだから潮干狩りをしよう、ということになったんでしょうか、今では干潮時の潮干狩りイベントのようになっているようです。
 朔に置いてある県立博物館の広報誌に「はまおり」の由来が載っていました。それはだいたい次のようなお話です。
 昔むかーし、あるところにお姫さまがいた。
 そのお姫様のところにある晩から美しい青年が通ってくるようになった。
 お姫様はある日、その青年がどこから通ってくるのか調べるために、青年に糸をつけた。
 青年が帰り、その糸をたどっていくと、洞窟にたどり着いた。
 中をのぞくと、なんと蛇が住んでいるではないか。
 驚いたお姫様は村の老人に相談すると
 「浜でみそぎをするとよい」
 と言われた。
 その通りにすると、お姫様は蛇の子供をおろすことができたそうな。
 それが3月3日のことじゃった。
 それ以来、3月3日は女性が身を清めるために浜で水に入る日となったそうじゃ。

 とまあ、こんな由来だそうです。
 このところすっかり暑くなり朔の店内もさすがにクーラーを入れるようになりました。
 今日は予想最高気温27度、くもりで降水確率も20%程度、浜下りにはとても良い日になりそうですね。

 11年前の今日。1997年4月8日。旅の320日目。ハンガリー ブダペスト。
 日帰りで近郊の二つの町へ。
 センテンドレはドナウ川沿いの小ぢんまりとした街で、石畳の道といくつかの教会があるが、町にあるお土産屋の数ほど魅力のある場所とは思えなかった。
 それよりむしろ、更にバスで45分ほどドナウ川をさかのぼったヴィセグレッドのほうが小さいが静かで、城のある丘から見下ろすドナウや対岸の町の様子も美しく気に入った。
by haiderinn | 2008-04-08 09:24 | 島のこんな話題

石垣猫地帯

 先日友達を連れて行った川平湾は知る人ぞ知る猫地帯。
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 あちらにも、こちらにも。いろんな柄が勢ぞろい。
a0094201_9311713.jpg なつこいやつもいます。
ん?

a0094201_932515.jpg君たちは何を。。。

a0094201_9324056.jpgあ、こうして仲間が増えていくわけね。

川平湾そっちのけで猫見物となりました。


 11年前の今日。1997年2月20日。旅の273日目。エジプト シナイ山。
 早朝2時半のセントカトリーナは思っていたより寒くはなかった。
 途中から街灯もなくなるシナイ山への山道を月明かりで歩く。
 同じ宿の大学生グループも一緒。
 月が山影に入ると真っ暗闇になる。
 目が慣れてくるとと山の上からラクダのコブが降りてくるのが見える。
 頂上に近づくにつれ道は険しく、気温は低くなった。
 久し振りに満天の星空。
 到着。
 日の出一時間前についてしまった。
 夜明け前になると風が吹く。
 全身が凍りついた。
 ありがたいことにチャイを販売していた。
 聖地とあってほかにも日の出を見るために集まった登山者が大勢いる。
 とくに讃美歌を合唱する韓国人グループが目をひいた。
 犬をかまったりして寒さから気を紛らすうちに遠くの山並みの上がようやく紅に染まり始めた。
 やがて最初の光が僕らのもとに届き歓声があちこちであがると、太陽はあっという間に全ての姿を現した。
 それは美しかったけれども、正直寒くて早く山を降りたかった。
 麓へ降り、その日のうちにバンでスエズ運河を越える。
 子どものころから名前だけは知っていた運河に紅海の透明な水がそのまま流れ込んでいた。
 潜水艦を見たが、さしたる感動はなかった。
 スエズの町からそのまま夜行バスに乗りハルガダへ。
by haiderinn | 2008-02-20 09:35 | 島のこんな話題

桑田佳祐がやってくる らしい

 お客様から聞いた話。どうやら桑田佳祐が石垣でコンサートをするということ。
 最初はまた例によってうわさだけか、と思いましたが、意外にも本当らしいです。
 なんでも全国FM連合加盟53局の共同企画で、3月23日にラジオ生放送ありで石垣市民会館でおこなわれるそうな。→(関連記事
 しかぁし、名だたる民放FM局が名を連ねる中、地元FM石垣サンサンラジオはその中になく、悲しいことに地元での放送はなし(と思われます)。
 FM石垣が頑張ってくれれば会場に行けない人でも聞くことができるはず。どうなの?FM石垣。
 そもそもこれはラジオ局とKDDIが組んで行うイベントだそうで、AU携帯のFMラジオ付きの端末で聴くことができるとか。
 携帯で聴くときもやっぱ地元に放送局なけりゃだめなんでしょ??
 しかし、おそらくは石垣では当分話題になりそうです。
 間もなく千葉ロッテのキャンプが来るんですが、話題が吹っ飛んじゃうかもしれません。
 それにしても、今回の桑田来島は、以前からやっている「サザンオールスターを石垣島に呼ぼう署名活動」の成果なんでしょうか?それとも単なる棚から桑田?
 いずれにしても今後署名活動はどうするんだろう。
 桑田とサザンは違うものだから、やっぱ続けるのかな?
 3月23日は日曜日。
 朔は元気に営業予定です。

 11年前の今日。1997年1月26日。旅の248日目。イスラエルからヨルダンへ戻る。
 何事もなくボーダー通過。
 やはりアンマンは物価が安い。ほっとする。
by haiderinn | 2008-01-26 02:28 | 島のこんな話題

石垣お年玉事情

 いやあ、暑い暑いと思っていたら石垣島は5日連続して夏日が続いている、というじゃないですか。1月の記録としては何十年ぶりとか。ラジオの全国ニュースでも取り上げられていましたね。
 こんなに暑くても大人は働かねばなりません。
 子供はいいなあ。
 働かなくていい上に、今頃はお年玉でウハウハでしょう。
 そこで、今日いらした地元のお客様に石垣島のお年玉事情を尋ねてみました。
 その方はまだ若いのですが、親戚に会うたびお年玉を配っているとのこと。偉い!
 ズバリいくら出してるの?
 「自分たちが子供のころは500円とかでしたけど、今はそうはいきませんからね。千とか二千とか」
 え?安いんじゃない?
 内地だとそんなんじゃ済まないですから。五千とか一万とかね。
 じゃあ、子供もたいしてウハウハじゃないんじゃない?
 「でもね。親戚が多いからすぐ1万とか、高校生なら下手すると十万ぐらいもらっちゃうんじゃないですか」
 えぇぇぇぇぇ!
 自分が小学生の時は、友達で1万かき集めたやつが羨ましかったし、高校になったってそんな十万なんてことには絶対ならなかった。
 とはいっても、親戚が遠くにいることをいいことに全然お年玉を出していない私たち。
 もらい逃げです。
 甥っ子、姪っ子たちよすまん。でも、本当はおじさんがほしいぐらいなんだ。

 11年前の今日。1997年1月12日。旅の234日目。シリア ダマスカス。
 朝4時半。ものすごい花火の音で目が覚めた。
 まだ暗い。断食開始の合図としては早すぎる。
 きっと開始までに朝飯食っとけよ、の合図なんじゃなかろうか。
 それにしても毎朝これではたまらない。
 昼、ほとんどの飲食店は閉まっている。
 夜のうちに何か食糧を買っておくべきだった。
 しかし、わずかに1軒だけシャッターを半分だけ開けている店があった。
 いつも店の前でチキンのグリル機がグルグル回っている店だった。
 さすがに今はチキンのグルグルはなかったが、なんとか中で飯にありつくことができた。
 シャッターが半分しまっていても、さらに隠れて食べるように言われた。
 なにせ、人によっては自分のつばをのむことも許していないようなラマダン。
 観光客とは言え、日中食べているところを見つかったら何を言われるかわからない。
 それでも食べさせるところがあるところは、ダマスカスが観光地だからだろう。
 助かった。
by haiderinn | 2008-01-12 02:09 | 島のこんな話題

赤のティラミス

 告知です。明日26日(水)は夜から貸し切りがあるため、午後4時までの営業とさせていただきます。申し訳ありません。

a0094201_107418.jpg 石垣市が地元特産のフルーツパパイヤを使ったデザートレシピを募集したなかから選ばれたレシピを元に開発した「赤のティラミス」。
 石垣空港で一日250個ずつの限定発売です。
 先日宮古島に行ったIちゃんがお土産にと買ってきてくれました(売っているのは石垣ですよ)。
 ずっと食べたかったんですけど、2個入りで800円の値段がちょっとだけ敷居高し。
 ティラミスはスポンジケーキをコーヒーに浸した上にマスカルポーネチーズを使ったクリームが乗っているイタリアのケーキなのですが、この赤のティラミスはそういったケーキとはまったく違うものです。
 いわば「赤のティラミス」という名のパパイヤゼリー。
 石垣のフルーツパパイヤは赤いのが特徴だとか。
 自分は青いパパイヤしか使ったことがないですね。
 パパイヤをゼリー状にしたものの中に、石垣産島豆腐の豆乳とマスカルポーネを使ったクリームが入っています。ここにマスカルポーネが使われているのでティラミスの名をつけたのでしょう。
 さて、お味は。
 おいしいじゃん!
 「おいしいじゃん!」というのは、周りがこの赤のティラミスに対する評価が厳しく、予想以上にうまかったので。
 ほかの人が言うには、
 「豆乳の味が強すぎる。もっと洋酒の味をきかせるなどすればいいのに」
 「パパイヤの味がいや。ドレッシングにしてしまえ」
 など。
 厳しいなあ。自分はこころざしが低いのか、十分うまいと思いましたよ。
 一日250個を売って、こないだ空港にいったときに「完売」の札があがっていました。
 すごいなあ。
 でも、石垣の名物にしようとする意気込みだけど、場所を限定して発売しているこの商品で潤っているのは一体誰?

 11年前の今日。 1996年9月25日。 旅の126日目。 パキスタン ラワールピンディ。
 自分の様子があまりにもおかしい、と同じ「ポピュラーイン」に泊っているセージとHさんが病院に連れて行く、といいだした。
 英語の通じる立派な病院が隣町の首都イスラマバードにはあるらしい。
 小一時間でイスラマバードへ。
 病院につくと、大勢の患者が順番を待っているようだった。
 自分は立っているとめまいがしてくる。
 セージとHさんは、こりゃ普通に待っていたのではいつになるかわからん、と、どこからとってきたのか車いすを運んできて、自分を無理やり乗せ、車いすを走るように押しながら救急外来の受付に運んだ。
 むちゃくちゃだ。
 そのときもあまりのむちゃさに半笑いの状態で運ばれたが、今思い出しても無茶苦茶なやり方だ。
 しかし、それですぐに診てもらうことができた。
 肝炎じゃないか、と気がかりだったが、幸いそうではない、ということ。
 何か説明してくれたが、なんだかよくわからんまま、とりあえず薬をもらって帰った。
 セージは今では海外駐在でメーカーの営業新規開拓をやっているが、この日本人離れしたいい加減さと行動力がちょうどいいのかもしれない。
by haiderinn | 2007-09-25 10:33 | 島のこんな話題

お店訪問 ニッコー製菓さん アゲイン!

 以前の記事で「ニッコー製菓」さんの「ぜんざい」がおいしいですよ、と書きました。でも、そのとき写真をとっていなかったので沖縄のぜんざいがどういうものか、内地の人はよくわからなかったかもしれません。先日またいってまいりまして、今度は写真撮ってきました。こんなです。
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そのときにも書きましたが、ぜんざいにかき氷が乗ってるのが特徴です。そしてニッコー製菓さんのがおいしいのは、白玉がもっちもちで、煮豆の炊き具合バツグンなところ。今回は料理長がこの「ぜんざい」を注文しました。
 そして、今回のもう一つの目的はこれ↓
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 「クレーム アンジュ」。左の写真のようにガーゼでくるんで売っています。ガーゼから開けてくるっとひっくり返すと右のように(持ち帰って食べたので、お皿などは家のものです)。
 特製のクリームはチーズのように濃厚。その中に(たぶん)ラズベリーのケーキが隠れています。この中のケーキは、スポンジケーキに(たぶん)ラズベリーをじゅうじゅうに吸わせてある。このケーキが入っていないとたぶんクリームだけで飽きてしまうので、これがポイント。
 甘いもの好きの私は、思わず目を閉じて集中してクリームを食べちゃいました。うますぎ。1個260円は内地だったら驚愕の安値のはず。おすすめです。

 11年前の今日。1996年9月3日。旅の104日目。インド デリー。
 パキスタンビザを取得した後は今度はイランビザのためイラン大使館へ。大使館の人と接して思ったイラン人の印象は、誇り高く親切な人が多そうだ、ということ。
 大使館に貼ってあったイスファハンの「王のモスク」の写真を見て興奮。早く行ってみたい。
 大使館には自分と同じ目的でやってきた日本人が数人いた。その中にセージもいた。
 日記には「彼らとはまたどこかで会うことだろう」と予言してあったが、全くその通りになる。
by haiderinn | 2007-09-03 10:27 | 島のこんな話題

イタシキバラ

a0094201_9385197.jpg 旧盆の様々な行事も終わり、スーパーには売れ残ったお供え用の果物が詰め合わせで売られていたりします。
 ところが、まだ行事はあったんですね。
 イタシキバラ。
 盆が明けたのに帰る場所がない悪霊や邪気を祓う行事だそうです。
 獅子舞やアンガマなどが見れると聞いて、こりもせずお店を閉めてから宮良という地区のイタシキバラの様子を見に行きました。
 会場は公民館前。たくさんのアンガマのファーマー(あの世からやってきた方々)の格好をした人たちが大勢集まっていました。
 おお、アンガマだ。アンガマだ。
 ところが、どこを探しても例のウシュマイとンミーはいません。
 宮良のアンガマはファーマーだけということでした。
 会場はすっかりマッタリとした雰囲気で、次から次へと流れる音楽に合わせてファーマーたちが踊りを披露していました。
 古典民謡に合わせた踊りのなかに、ちょっと変わった踊りも。
 聞いたことがあるなあ、と思った音楽は「お富さん」。
 「死んだはずだよ、オトミサンー」って。はやくお富さんにも帰ってもらわないと。
 ファーマーの格好で「お富さん」を踊る姿は、見慣れない自分たちにはちょっとおもしろいものでした。それにしても宮良の人たちは芸達者ですねえ。古典民謡の舞踊だけでなく、こんな踊りまでできるとは。
 獅子舞は、、、、、もうとっくに終わった後だったようです。それが見たかった。夕方から行われていたこのイタシキバラ。自分たちが行ったころは最後の宴のようなところだったようです。

 11年前の今日。1996年8月29日。 旅の99日目。いよいよインド デリー。到着してうれしくなった場所は久しぶりだ。
 ただし、ここで待っているべき人がいたらの話だが、、、。
 数日前バンガロールでパスポートを失くした、というので金を貸したあげたドクター。
 金を返すつもりがあるなら、今日、この駅の予約室で自分をまっているはずだ。
 予約室にいってみた。
 だが、やはり、というべきか、、、ドクターはいなかった。
 だまされた!あたりまえだが。。。。
 と、予約室を出た廊下で肩をたたく人がいた。
 ドクターだった。
 自分は思わず「ドクター!」と叫んで抱きついてしまった。
 信じてよかった。ほっとした。
 ドクターもにこにこしている。
 「グッドニュースがあるんだ」
 なんだ?
 「パスポートを盗んだすりがマドラスで捕まったんだ。だから急いでマドラスまでいかなきゃならない。飛行機で。」
 「。。。。。」
 ドクターは自分に駅前の安宿を紹介してくれた。
 「飛行機代をかしてくれ。そして、この部屋で待っていてくれ。数日したら必ずもどってくるから。」
 自分たちは、シティバンクへ行きキャッシング。飛行機代と当座のお金をさらにドクターに貸すことにした。
 この前貸したお金と合わせると、、、今となっては本当に信じがたいのだけれど、9万円近くをこの医者と名乗る得体のしれない男に貸してやった。
 ノートに証文らしきものを書いてくれて、電話番号も教えてくた。
 とにかく待つことにした。どのみちここでパキスタンとイランのビザを取ったりしながら、体調を整えたりしてしばらく過ごすつもりでいた。
 ドクターは何か買ってきてほしいものはあるか?と聞いてきたので
 「じゃあ、マンゴジュースを頼むよ」
とお願いした。しばらく待ってもドクターは戻ってこなかった。通じてなかったのか。気が変わってすぐマドラスに行くことにしたのか?
 下はそのときドクターが書いた証文のようなもの。
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by haiderinn | 2007-08-29 10:19 | 島のこんな話題

白保の獅子

 昨日は旧盆の行事「アンガマ」について触れましたが、各集落ごとにおこなわれる旧盆の行事はアンガマばかりではありません。
 昨日は店を20時に閉店させていただき、旧盆の面白い行事が行われている白保に行ってまいりました。
 白保ではアンガマはありませんが、獅子舞が行われます。何軒かのお宅で見せていただきました。
 獅子舞は内地にもありますが、内地の獅子舞とはちょっと違います。
 まず顔がかわいい。こんなです。
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 そして、体は風呂敷のようなもので覆われているのではなく、もっとフサフサ。ちょっと抱きつきたくなります。
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 獅子使いのような方に連れてこられた獅子は2頭。三線の演奏で舞い始めます。まずは獅子同志で綱引きのようなことをしたあと、ちょっと音楽が変わります。すると見学していた子供たちなどから「レールレ!レールレ!レールレ!レールレ!」とリズムに合わせた掛け声。
 掛声と同時に人差し指を突き出して手首をひねる動作をします。これは何だろう。獅子を挑発しているような感じ。
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 すると獅子が子供のほうに向かって驚かしたり、ときにはこんな風に襲い掛かります。
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 これなんか、完全に食われてます↓
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 15分ぐらいこんな風にして楽しく舞いを見せてくれたあと獅子が連れて行かれて終わり。次の家へと向かいます。
 見せてくれたお家の方々、ありがとうございました。アンガマもそうなんですが、こうした行事のときに庭などを一般の人にも開放してくれるのが八重山のすばらしいところ。あるお祭りのときには、見知らぬ方の家の中にまで上げてもらったこともあります。東京などでは今ではちょっと考えにくい気もします。

 11年前の今日。1996年8月28日。旅の98日目。デリーへの列車に乗る。途中マンマッドという駅で乗り換え。列車を待つためプラットフォームのベンチに腰かけて本を読んでいると、一人のインド人青年が興味深げにのぞきこんでいる。縦書きの文字が珍しいようだ。
 自分が日本人とわかると「日本で働きたいのだけれど、働けるだろうか」と尋ねてきた。
 「ビザがいるよ」と答えると、少し失望した様子だったが、あきらめずに
 「働きたいんだよなあ」と言ってくる。
 「ペインティングはやったことがあるけど、何の仕事でもいいんだよ」
 自分はどうこたえていいのか分からず
 「パキスタン人やイラン人なら日本にも大勢いるけれどインド人はそんなに多くないと思うよ」(今は違います)とお茶を濁すと、ようやくあきらめて話を変えてきた。
 「カメラ持ってるかい?」
 「いや、ないんだ」と答えると彼ら(いつの間にかほかに3人集まっていた)は少し驚いていたが
 「全部頭に入れとくんだ」というと大いに笑って、こんどは
 「じゃ、腕時計を見せてよ」と言ってきた。
 「それもないんだよ」と自分。今度はかなり驚いたようだった。
 「日本の時計がほしいんだよなあ」と最初に来た男
 「おれたちみんな貧乏なんだよ(WE ARE ALL POOR MEN)。 こいつも。 こいつも。 こいつも。 おれも。」
 と言ってさびしく笑い、握手を求めて去っていた。
 でもどうしようもないじゃないか。
by haiderinn | 2007-08-28 09:26 | 島のこんな話題

アンガマ

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a0094201_2285944.jpg 八重山で旧盆に行われる行事と言えばなんといってもこれです。アンガマ。あの世(グショー)からやってきたおじいちゃん(ウシュマイ)とおばあちゃん(ンミー)の二人が大勢の子供たち(ファーマー)をひきつれて島の各地で芸能を披露するもの。
 昨日は夕方1時間ほど店を閉めて、石垣市平得のレストラン「とんとん」さんで催されたアンガマを見せていただきました。
 伝統芸能というと堅苦しいものを想像しがちですが、このアンガマはとてもおもしろい。あの世からおじいちゃんとおばあちゃんがやってくる、という設定自体かなりユニークですが、その二人ともあの世の人と思えぬほど陽気なのがまた笑えます。顔も常に笑っています。そして独特の声。池澤夏樹編「オキナワなんでも事典」には水木しげるがアンガマについて解説していて(なんて適切な人選!)、この声について「死者の声はかくあらんと思われるような独特の声」と書いています。
 その声で、この世の人(つまり私たち)からのあの世についての質問に即興で答える、というやりとりがまた楽しい。
 去年ある保育所でやっているアンガマを見た時は、園児のひとりが「ウシュマイ(おじいちゃん)の頭に乗っているのは何か?」と質問したところ、(髪を丸くまとめてあるだけなのだけれど)「これはおばあちゃんが昔くれたシュウマイだ。だから私はシューマイ、ウシューマイ、ウシュマイというのじゃ」とかなりきわどく切り抜けていたりしました。
 まあ、かなり自由にやっているわけですが、これは、アンガマが石垣各地の青年団が中心になってやっているからでしょう。ほんとに驚くべきことなのですが、こんなに大きな行事なのに、別に市が組織だってやらせているわけではなく、行政の単位でもなんでもない青年団が自分たちの力でこの伝統芸能を島じゅうで盛り上げ、継承していいっているのです。
 ンミーとウシュマイも面白いのですが、ファーマーと呼ばれる子供たちも異様ななりをしています。笠を深くかぶり、顔は布を鼻の頭まで引き上げ、誰が誰だかほとんどわかりません。男性も女性も着物をきて、楽器を持つ手だけだしているので相当あついはず。あの世から来た人なので、現世の誰かとわかってしまってはいけないのでしょう。ここまでやるか、というぐらい徹底して行事を盛り上げるわけですね。
 アンガマの皆さんはほぼ一時間おきにあちこちに移動してアンガマを披露する、といことを旧盆の3日間続けるわけで、練習もかなりしているでしょうし、本番も相当たいへんなはず。すばらしいです。
 前記の水木しげるは同書のなかで、アンガマは「死者を弔い、死んだ人のことを思う行事としては世界最高のものだと思う。」と書いています。
 YouTubeで「あんがま」のビデオがありました。見れる方は見てみてください。その独特の声もわかると思います。

 11年前の今日。1996年8月27日。旅の97日目。 インド アウランガバード。本当はこの日アジャンタに行く予定だったが、昨日アジャンタ行きをやめてしまったので、荷物整理などして一日つぶしたらしい。何とつまらない。
 覚えているのは、この日、部屋で聴いていた短波ラジオのNHKの海外向け放送で東京都内の渋滞情報が流れ、急に東京の暮らしの中にもどったような感覚になったこと。
 いまだにすぐ東京の日常に戻れる回路が残っているのかも。日本を離れて3か月以上過ぎても、何年も過ごした毎日の中でしらずしらずに頭の中に食い込んでいた音が「どこでもドア」みたいに、元の場所への入口になっていた。
by haiderinn | 2007-08-27 03:00 | 島のこんな話題