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ロンリープラネット

ロンリープラネット_a0094201_991117.jpg なんだ、この分厚い辞書のような本は?
 と思ったのが12年前の中国。
 西洋人バックパッカーが持っていたガイドブック「ロンリープラネット」でした。
 「地球の歩き方」と比べるとサイズが小さく、その分厚い。
 そして、中はびっしり文字。
 写真は途中にカラーページが数ページあるぐらい。
 これが決定的に「地球の歩き方」と違うところ。
 「地球の歩き方」だと、行く前に写真で見てしまう。
 これがいいのか、悪いのかは微妙です。
 写真があると、「あ、これが見たい」というのが一発でわかる。
 「ロンリープラネット」のように文章で(しかも英語で)書かれていると、「外せないところ」と書かれていても、それはその筆者の感想で、しかも日本人の感性とは違っていたりするので、行ってみてはじめて、「え、これなの?」ということも。
 ただ、今みたいにインターネットが普及して、検索するとその場のことが多くの写真とともに事細かにわかってしまう、というのを見ると、先に見れてしまうのもつまらんな、とも思うわけです。
 自分が初めてロンリープラネット(ロンプラ)を買ったのは、カトマンズの古本屋でした。
 世界のいろんなところのロンプラが古本屋の棚に置いてあり、さすが世界のバックパッカーが集まるところ。
 次に行くインドのロンプラを購入しました。
 そのロンプラは、どうしたのかよく覚えていないんですが、多分他の旅行者にゆずったんだと思います。
 上の写真のロンプラindiaはその次にインドに行ったときに購入したもの。
 japanは帰ってきてから、日本はどんな風に書かれているんだろう、とどうしても気になって買ったものです。 
 この2冊は朔の本棚に置いてあります。
 よかったら眺めてみてください。
 今では、ロンプラは日本語版も出ています。
 ただ、あれはビジュアルとしては英語で書かれているからかっこいいような気もします。
 日本語だと、やっぱ辞書みたい。

 ちなみにこのロンプラJAPANに朔が載ることが、開店以来自分のささやかな願いです。

 9年前の今日。1999年11月9日。中国 景洪 晴れのち曇り 半袖。
 8時起床。
 同室のアヤベさんはラオスに向けて出発。
 自分と料理長はガンランバへ日帰り旅行。
 メコン川のほとりにあるガンランバは強烈な日差しが照りつける熱帯の町だった。
 ヤシの木陰に入っていないとたまらないほどだったが、数日前の麗江の寒さよりずっとましだった。
 暑くなると女性の服装も華やかになるが、サロン姿のタイ族の服装は、農家のような静かな雰囲気の家から出てくる様子を見ると、観光向けの衣装ではなく普段着のようだった。
 ガンランバに来る観光客が多いのに目を付けたのか、街の東側には大規模な観光タイ族村ができつつあった。
 少なくとも外国人はそんな人工のタイ族の風俗を求めてやってくるのではないのだけれど。
 自分たちは人力車の客引きが多い街中を抜けメコン川沿いにまったりスポットを探してぼんやり川の風景を眺めた。
 メコン川はこんな上流でも川幅が広く茶色い水が豊かに流れていた。
 小坊主さんたちが袈裟を脱いでは茶色い水に頭から飛び込んで元気にはしゃぎまわっていた。
by haiderinn | 2008-11-09 09:58 | こんな本
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