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TRAVELERS' CAFE 朔 韓国を行く こぼればなし10

 韓国から戻ってきて2週間以上がたちました。そろそろ韓国話もいったん終わりたいとおもいます。
 最後は、韓国アカスリの話。
TRAVELERS\' CAFE 朔 韓国を行く こぼればなし10_a0094201_942946.jpg せっかくきたのだから韓国式アカスリをやってもらおう、と出かけた明洞の汗蒸幕(ハンジュンマ)。
 汗蒸幕とは韓国式サウナとでもいうところです。
 なんでも、「遠赤外線を発する石を積んだドームの中を、松の木を燃やして熱したもの」(「無敵のソウル」(まのとのま著)より) だそうです。
 料理長とIちゃんは女性用、当然私は男性用に。
 入ると速攻で説明のかかりの人にマンツーマンで「マッサージをつけると基本料金を30%割引にする」という攻撃にあいます。
 基本料金には、汗蒸幕・各種風呂利用・アカスリ・オイルマッサージなんかがついているのですが、それに全身指圧コースを加えるとお得だ、と。
 説明する男の「絶対おとく!」という迫力に気押されつつ、まあ、たまには指圧もいいんでない、と早速追加料金発生。
 タオルとロッカーのカギ、マッサージの順番が書いた番号札を渡されて着替え。
 いよいよ中に入ると、うーん、、誰もいない。
 男性利用者は少ないのでしょう。
 緑茶風呂、ニンジン風呂など変り風呂を独占。
 しかし、ぬるいな。
 では、汗蒸幕で汗かくか。
 風呂の横にサウナがついています。
 全体が日本のサウナ付銭湯となんら変わらない構造、デザインになっているわけです。
 サウナ。
 しかし、写真に乗っていた汗蒸幕と違う。
 写真では、麻布をかぶって、サウナ室の中に直接座る、というようなビジュアルだったはずだけど、自分が入っているのはおなじみの普通のサウナ。
 サウナ室は2つあるので、きっとそちら側が汗蒸幕に違いない。
 もうひとつにはいると、しかし、さっきより少し温度が低い以外何も変わらない。
 これは、もしかして、男性は汗蒸幕がついていないのでは。。。
 後で料理長に確認すると、やはりそうで、女性風呂にはちゃんと写真と同じ汗蒸幕がついていたそうです。
 まあ、いいか。ちょっと体験してみたかったが。
 女性の方が料金高いし。
 また風呂にはいったりしていると、別室に呼び出し。
 アカスリ開始。
 アカスリのおじさんは日本語べらべらで、こっちが少し韓国語をあいさつ程度にしゃべると、ちょっと機嫌が悪くなったようなので、完全に日本語会話をすることに。
 実は自分はこうしたアカスリ体験は2度目で、最初はトルコのトルコ風呂「ハマム」で毛むくじゃらの大男にゴシゴシとすってもらったことがあります。
 だから、おじさんが最初に赤すり手袋で腕をこすって、「ほら」と大量の消しゴムカスのようなものを見せてくれても、さほど驚かなかったのですが、どうも素っ裸で寝ころんだ姿勢だと気も弱くなるらしく、「おーっ」とおじさん期待のリアクションをしてあげたりして、どっちがサービスしてるんだか。
 素っ裸といっても、一応手ぬぐい一丁はいただいてペロンと乗せていただいております。
 おじさんは、沖縄のことやら韓国の人口のことやら、在韓米軍のことやら、すべて日本語で流暢に話す話す。
 なんでも客の80%は日本人だそうです。
 地元の人は原宿のような明洞にアカスリなんか来ないんだろうなあ。
 きっともっと安くできる普通のアカスリがあるんでしょう。
 うつぶせにさせられて、背中をゴシゴシ。
 裏側は完全に無防備です。
 このとき、暖かい場所にいて、おなかが活性化されたのか、どうしてもオナラがしたくなってきてしまい、しかし、うつぶせでしかも無防備な体制で上空にはおじさんがアカスリをしている、という非常につらい状態。
 こんなとき普通どうするんだろう。
 なんて、考えている間に波が収まったので、危機を脱することができました(食べ物やのブログに書くことではないんですが)。
 このとき、おじさんが剃刀のようなものを持ち出し、すかさず足の皮をむき、そのつるつるになった足のかかとをさわらせつつ
 「足の角質は水虫の原因にもなるのでとるとったほうがいい」
 とセールストーク。
 素っ裸で抑えつけられているような態勢で自分は思わず「うん」と追加料金を承認。
 おじさん、手早く角質除去。
 これは初めてだあ。
 確かに今までカチカチになっていた足の裏がツルツルに。
 そのあと、全身にオイルをぬってマッサージ。
 肉の塊になったような状態で、ざぶざぶとお湯をかけられて終了。
 最後におじさんが
 「毛が多いね」
 と一言。
 ほっといてくれ!
 さらに、体を拭いて別室で全身指圧。
 別のマッサージのおじさんにもんでもらい、全身きもちよくてふにゃふにゃになって完了。
 結局基本料金の倍ぐらいになってしまった。
 待合室で、料理長とIちゃんを待つこと1時間半。
 長げーよ。
 その館、じゃあ奥さまの分まで精算お願いします、と料金精算しようとすると、あいつらも料金倍に跳ね上がってるじゃねえか!
 夜中の1時半にやっと出ました。
 ちなみに、そのサウナは24時間営業です。

 11年前の今日。1997年3月26日。旅の307日目。ギリシア アテネ。
 ユーゴスラビア大使館へ行ってみたが、日本人は入国に際してビザ不要とのこと。
 博物館にいってみたが、案外迫力がなかった。
 イギリスなんかにもっていかれてしまったのだろうか?
 昨日出会ったAさんに教えてもらったスブラキ(ギリシア風焼き鳥)のサンドイッチ500ドラクマがなかなかうまかった。
 ホテルでパリ在住のHさんと知り合う。
 パリに来たらおいで、と言ってくれた。
by haiderinn | 2008-03-26 10:44 | こんな旅
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