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古典民謡の演奏会があります

古典民謡の演奏会があります_a0094201_10142188.jpg 告知です。といっても石垣島在住の方、しかも八重山民謡に少しでも興味のある方にしか関係ないかもしれません。6月16日(土)、石垣市民会館大ホールにて八重山古典民謡の演奏会が催されます。午後7時開演。出演は八重山古典民謡保存会の皆様。なんでもこの保存会の創立30周年を記念した公演なんだそうです。
 このイベントの宣伝をなぜするか、というとうちの料理長が出演するから。出演といっても大勢の中の一人として演奏するだけですが。ご興味ある方はお店までお尋ねください。チケットも販売しております(1500円)。
 料理長が三線を始めていなければほどんど知ることがなかったかもしれない古典民謡の世界ですが、ここに住んでいると事あるごとに民謡を聞く機会があるので少しでも知っていると楽しいものです。お祭りがあると御嶽(うたき、八重山ではオンと読み神様が降りてくる場所)で、民謡が演奏される。民謡ショーがあったり居酒屋やソバ屋でもよくBGMで流れている。今回のような催しものも頻繁に開催されていて、興味があればいつでも聞くことができます。民謡教室もたくさんあり、若い女性が、しかも内地からの移住者がたくさん習っています。もちろん、それらと触れずに暮らしていくことも可能なので、芸能を継承させようとする地元の人たちの努力があるからこその状況ではあるのでしょうが、自分がこれまで住んだ地域から比べるととても地元文化の幹が太く力強い。
 当日は、今のところ朔は営業予定です。料理長がいなくなる時間は一人営業となりますので、混雑してきたときは少々お待たせすることになるかもしれません。あらかじめ、申し訳ありません。

 さて、11年前の今日。旅の12日目。重慶へ向かう船の4日目。二人部屋の相方は生化学教授の王さん。隣室には漢方医の羅さん。とても静かな方たち。筆談したり一緒に地図を眺めたりして親しくなった。船は宣昌というところのダムを過ぎていよいよこのコースのメインイベント「三峡」にさしかかった。それまで船から見える景色はだいたいが畑。延々と畑。3日間のほとんどが同じ風景で飽き飽きしていた。「三峡」は中国版のグランドキャニオン。自分たちの船が進む長江の両側に崖がそびえたつ。けれどそれはグランドキャニオンの乾いた景色とは違い、霞にけむる完全な中国、NHK「漢詩の時間」の映像そのものだ。王さんたちは大喜び。自分はというと、しばらく感動しようと思って見ていたけれど、正直どうもすぐ飽きてしまい、話のタネ程度の印象しか残らんかった。
 この三峡は、当時からすでに将来開発予定のダムによって景観が全く変わってしまう、と言われていたけど、その後どうなったのかと今回調べてみるとダムにより景観が変わりつつも三峡ツアーというのは行われているようで、今だ観光地としての価値は維持しているらしい。
by haiderinn | 2007-06-03 10:21 | こんな人たち
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