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モノの大きさ

 巨大な梨をいただいた。
 デカさを写真で表すために、卵と並べてみた。
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 もう少し表現したくて、こんなポーズもしてみた。
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 朝の台所で一人セルフタイマーで何枚も試行錯誤しながらこんな写真を撮っているお父さんの姿は子供に見せられない。
 何やってるの?って。。
 ボーリングの球ぐらいよ、ということです。

 でも、今はこれが一番わかりやすい。
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 子供の頭よりデカイ。

 新高(にいたか)です。
 大きなものは大抵おいしくないと相場が決まってますが、これは例外。
 とても甘くてうまかった。

 9年前の今日。1999年10月22日。中国 上海。晴れ のち 曇り。
 7時起床(早えー!)。
 おかゆが食べたかったが、行った店では直前で売り切れ。
 他の中国人が食べていたのと同じ麺を食べる。
 日本そばに色は似ている。
 それに牛肉炒めが乗ったもの。
 スープがさっぱりしていてうまい。
 午前中は、前回(1996年)来た時に最も気に入った場所である「花鳥魚市場」に出かけた。
 猫、カメなどの動物やキリギリスなどの鳴き声を鑑賞するための昆虫、それらのエサ、飾りの石、砂、木彫など。
 中国人は風流だ。
 それに比べてヨ園(ヨは予に象)という有名な観光地はくだらない。
 単なる土産物屋の集まり。
 腹を空かせて、ヨ園の裏手をさまよい歩いていると、小さな食堂のおっさんが手招き。
 他に探すのも面倒だったので料理長と二人ふらりとそこに入ってみた。
 自分はぶっかけ飯。
 料理長は麺。
 その麺の無色のスープに一瞬不安がよぎったが、一口食べると、今まで味わった事のないようなうまさだった!
 すげー、中国はすごい!
 こんな小さな食堂にしてこのレベルの高さだ。

 上海は、街歩きが楽しい。
 路地からは麻雀の音が聞こえ、外に椅子を出しておばあさんが編み物をする。
 肉屋の軒先には鶏肉が丸裸でぶら下がる。
 走り回っているバイクにはYAMAHAやらHONDAとは書いてあるが、その横に中国語のロゴが入っている。

 夜は雑技団見物。
 関節が外れそうな技の数々に驚く。
 雑技団からの帰りのタクシー。
 高架がワイタンと呼ばれる上海で最も有名な植民地時代の建物が並ぶところを通ると、その夜景が一気に視界に入る。
 川をはさんで向こう側にはいつになっても未来の建物風のテレビ塔が不気味に光っていた。
 夕食は宿の人たちと火鍋。
 スープと具材をそれぞれ選ぶ。
 スープは魚のダシのあっさり味。
 具は羊肉、白菜、ホウレンソウ、その他よくわからないもの。
 犬や蛇を選ぶこともできる。
 ビールも飲んで一人40元ほど。

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(信号が変わると一気に自転車が走りだす)

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(軒先にぶら下がる鶏肉)

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(電柱などを使って歩道上に布団を干す)

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(ワイタンの夜景)

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(これぞ雑技団)
# by haiderinn | 2008-10-22 10:10 | こんないただきもの

琉球スイーツ庵さんのバースデイケーキ

琉球スイーツ庵さんのバースデイケーキ_a0094201_912125.jpg ああ、おいしいケーキ屋さんがある町でよかった。
 「ニッコー製菓」さんとともによく利用するのが「琉球スイーツ庵」さん。
 見よ、この光るフルーツ山盛りのクリームケーキ。
 おじさんが幸せになってはいけませんか?
 いや、いいんです。
 「琉球スイーツ庵」さんはシフォンケーキのお店なので、このケーキのベースもシフォンです。
 そのせいか、普段よりたくさん食べれてしまいます。
 それがまた幸せ。
 誰かの誕生日のお祝いなんかの時によく注文させてもらいます。
 お店といっても厨房と一体化したところで、イートインできるわけではなく、シンプルなシフォンケーキ以外は予約が必要です。
 気にはなってるけど、まだ食べたことない、という方。
 ぜひ食べてみてください。
 BIG1とベスト電器の間の道を裏手に入っていくと目印ののぼりが立っていますよ。 

 9年前の今日。1999年10月21日。
 鑑真号は上海沖までやってきた。
 船での旅はゆったりしていて優雅なようだが、たった2泊の移動でも実は退屈この上ない。
 すぐにすることがなくなる。
 船内では何人かの人たちとすぐに友達になった。
 長野県からやってきたウシヤマ君。
 これからラオス、ベトナムなどを通ってインドから西へ向かうらしい。
 彼の極秘情報によれば、なんでも中国人のパンツには銭入れが仕込んであり、それがちょうどパンツの前面中央部分にあるんだそうだ。
 だから中国のお金はきれいでない、と言っていたが、だからと言って触らないわけにはいかない。
 でも、本当なのか、ウシヤマさん。
 スキンヘッドの男。
 アジア旅にちょっといがちなエセ悟り系の男かと思っていたら、全く違って、単にちょっと頭髪が危なくなったから思い切ってそった、というヨシカワさん。
 実は、最初にちょっと近づきがたかったこの男とは今でも親交が続いている。
 彼は、旅から帰って紆余曲折ののち、今では本島名護のカレー屋「パパダム」の店長となっているのだ。
 当時はテレビ関連の仕事をしていたというのだから人生なにが起きるかわからない(自分もだが)。
 その他、インターネットで子供が当選した鑑真号のチケットでやってきたという中年夫婦や、中国人の劉さん、馬さん、印さんなど。
 中国人の方はみな日本語が上手だ。

 鑑真号には朝食がついている(たぶん込だったと思う)。
 が、それは、ちょっと日本人のセンスでは難しいものだった。
 萩の月のようなクリームがはいったアンマンにザーサイ、それからせんべい、という取り合わせ。
 中国人の様子を見ていると、このせんべいは当然のように箸で食べていた。
 また、二日目はロールパン、カステラ、おかゆ、ホットコーヒー、というとりあわせだった。
 
 二度目の上海。
 宿はやはり「浦江飯店(プージャンハンテン)」。
 浦江飯店のドミトリーは男女別なので料理長とは別部屋。
 さて、いよいよ始まりだ。
# by haiderinn | 2008-10-21 09:36 | こんな人たち

9年前の今日なのだ

 1999年10月20日。
 朝6時半。
 自分と料理長は、大阪南港発上海行きの船「鑑真号(がんじんごう)」で目を覚ましました。
 雲が多い朝焼けの空、薄曇りの向こうにこんもりと島影が見えます。
 うねりが激しく、船酔いする人も出るほどで、自分も部屋にいると気分が悪くなるので、もっぱら甲板で外を眺めていました。
 昨日、大阪を出発したのは昼12時前。
 料理長が11年前に沖縄で出会ったヨリダーさんが、わざわざ南港まで見送りに来てくれて、その姿がけし粒のようになるまでこっちをみていたのが船から見えていました。
 自分が当時旅友達とともに共同で借りていた東京の家「ハイダーイン東京」を一時的に出て、11年前には訪れなかった東南アジアに行ってみよう、と思い立ったのは数か月前。
 11年前は、なんだか自分の内面ばかり見ていて、旅そのものを楽しんでいなかったような気がして、今度は、もっとお気楽な旅がしてみたいと思っていました。
 それには、一人旅より話す相手がいたほうがいい。
 料理長はそのころ11年前の沖縄旅のときに撮りためた写真の個展を終えたばかりで、なんだか目標を見失っていたみたいだったのですが、自分のこの東南アジア旅の話をすると、ちょっと行きたそうにしていたので、旅の相手になってもらうことになりました。
 こうして始まった自分と料理長の東南アジア旅。
 この旅がきっかけでTRAVELERS' CAFE 朔ができることになったので、その話を、今回も当時の日記と写真、記憶、それからたぶん料理長の記憶(自分と食い違っているかもしれない)をもとに、これからしばらく書いていくことにします。
 9年前の今日、ということで、同じ日付の出来事を書いていきますが、前回同様、途中でバックログをため込むことがあるかもしれません。
 ご興味のある方は、書きあがり次第さかのぼりつつお読みくだされば幸いです。
 では、はじまり。
 よろしくお願いたします。
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東京で見送ってくれた「ハイダーイン東京」の同居人たち↑
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鑑真号の「言いまつがい」↑
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船内の様子↑
# by haiderinn | 2008-10-20 09:59 | こんな旅

数え歌

 先日ラジオを聴いていたら、久しぶりに「みんなのうた」。
 「世界中にある数を 数えるだけで 歌になる」
 気持ちのいいメロディー
 そして
 「イー アール サン スー ウー リュー チー」
 と世界の言葉で数える歌詞。
 楽しい歌だな、と家で調べると
 池田綾子の「数え歌」という歌らしい。
 YOUTUBEで画像を見たら、その絵がとても可愛くて、
 改めて歌詞を読むと、とってもいいので、
 ぜひ皆さんにも見てもらいたいと、
 今日は、このYOUTUBEを貼ってみます(↓)
 元画像が削除されていたりしたらごめんなさい。


# by haiderinn | 2008-10-19 09:35 | こんな毎日

こんなシーサー

こんなシーサー_a0094201_9233429.jpg 昨日のコメント欄に書き込んでくれた「かえる屋」さんのブログを見たら、彼らのお店で手作りシーサー体験やってるんですね。
 それで思い出したのですが、自分もおととし「とうげんのかま」さんでシーサーを作ったんですね。
 それが左の写真。
 ただのシーサーではおもしろくない。
 インド人シーサー。
 インド人というからには、もちろんヘビ出しています。
 頭に乗せているのはう○こではなくターバンです。
 しっかし、一般的にはこういうのは「ヘタクソ」っていうんですよね、きっと。
 でもこれでいいのだ。049.gif
 岡本太郎は下手でもいい。むしろ下手なほうがさわやかでいい、というようなことを言っていたのだ。
 「とうげんのかま」さんにお邪魔した時は、中学生の子と一緒につくったのですが、彼のほうが100倍うまくつくるのを横目でみながら、岡本太郎の言葉だけを心の支えにしていました。
 料理長が作ったのは下。
 泡盛飲みながら三線をひくシーサー。
 ふーん、ふ、普通じゃないですか。
 いいんです。インド人シーサーをつくったのは、「とうげんのかま」さんでは初めてだということでしたから。。。
 ユニークさが大事よ。
こんなシーサー_a0094201_9375232.jpg

# by haiderinn | 2008-10-18 09:45 | こんな毎日