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うりずんの使者

うりずんの使者_a0094201_9114246.jpg 陰暦では弥生の十二日。
 そういえば一昨日から二十四節季は「清明」に入っています。
 沖縄本島では「清明」はシーミーといって先祖供養のためにお墓の前に親族が集まったりするそうです。
 八重山では同じようなことを陰暦の一月十六日(ジュールクニチー)に行うというお話は以前書きました
 こちらのスーパーでもあまり派手にではありませんがシーミー用品(お線香やお供え物)が販売されていたのは、本島出身の方がシーミーに合わせてお参りすることがあるからだそうです。
 さて、今頃の季節を沖縄方言で「うりずん」と呼ぶそうですが、毎年今頃の季節から朔にやってくる奴らがいます。
 写真のやつがそれ。
 昆虫嫌いな人はごめんなさい。
 <ジバチ>だと人から聞きました。
 ジバチってどんな蜂かと調べると長野県の伊那谷では巣を取って「ハチノコ」を食べるやつだそうです。
 ジバチだとすると正式名称は「クロスズメバチ」なんだそうですが、、、。
 ただ、こいつらはおとなしいもので襲ってくるようなことはなく、簡単に捕獲できるので、いつも窓際にいるやつを手で捕えて外に逃がします。
 私は、こちらに来てホテルのフロントの仕事をしたことがありますが、そうすると夜お客さんの部屋から電話があって
 「虫がいるので取ってください」
 という依頼が来たりします。
 その仕事をするまでは虫を取るのにホテルの人に頼む人がいるなんて思いもしなかったのですが、やむを得ず出かけてみると、でっかいクモだったりするわけです。
 このクモはGB(黒くて動きの速いやつですね)の天敵なのであまり邪険にしないほうがいいのですが、そんなことをお客さんには言えないので、虫取り網でもって捕獲を試みます。
 内地の人は驚くと思いますが(自分も嫌ですが)、このクモは体長5cmはあります。
 しかも動きが異様に早い。
 一発で捕獲できればまだしも、どこかに逃げ込んだとなると、ほとんど「エイリアン」の侵入を許した宇宙船状態でお客さんは「ギャー」と阿鼻叫喚の叫びをあげたりします。
 でも隠れて見つからないんだから仕方ないので
 「また出たら呼んでください」
 と言って立ち去るしかないんですね。
 部屋の中のどこかに潜む巨大クモと一緒に夜を過ごす。
 お客さんは恐怖の一夜になったことでしょう。
 まあ、そんなのと比べるとこの<ジバチ>を捕獲するのはたやすいものです。
 ただ本当にスズメバチなんだとしたら自分は危険なことをしているのでしょうか?
 どなたかこの虫のことを詳しく知っている方がいたら教えていただきたいものです。
by haiderinn | 2009-04-07 10:10 | こんな毎日
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