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雨水の話と薄いサボテンの話

雨水の話と薄いサボテンの話_a0094201_9452057.jpg 陰暦では睦月の二十四日。
 二十四節季では「雨水」。
 前回の二十四節季は「立春」で、そのとき立春が毎年新暦の2月4日になるから二十四節季は陰暦ではなく新暦とリンクしているのか?という疑問がわきました。
 いつものごとくウィキペディアを検索してみると、この理屈が難しい。
 二十四節季は春分を起点にして1太陽年(約365日)を二十四分割したものなのだそうです。
 春分の日は(だいたい)毎年3月21日となっているから立春もおのずと毎年2月4日になる。
 そして、ややこしいのは、この二十四節季が先にあって、それをもとに陰暦の月がきまるらしいのですね。
 たとえばこの「雨水」がある月が陰暦の一月となるのだそうです。
 だから昔は月だけで暦が決まっていたというわけではなく、まずは太陽の動きによって二十四節季が決まり、その上で陰暦がきまったということでした。

 さて、写真とはまるで違うことを語っていますが、サボテン続報。
 カシワグラさんのアドバイスに基づき、つるつるのストロー支柱から割りばしに麻紐をまきつけたものに交換しました。
 ただ、すでに曲がってしまったサボテンを抱き起していいものかどうか。
 折れてしまいやしないか。
 で、結局支えている部分より上はいまだに曲がったままです。
 そしてサボテンの薄い色の部分がどんどん伸びて、できるだけ上のほうを支えたつもりでもいつのまにか支点が下のほうになってしまいます。
 さらに皆さまからのアドバイスお待ちしております。

 9年前の今日。2000年2月18日。 ラオス ワンヴィエン 曇り。
 8時起床。
 昨日の晩突然大雨が降り出し朝になってもまだ曇り空で肌寒い。
 今日はナムソン川をタイヤチューブで下る「チュービング」をするつもりだったがとてもそんな気になれず午前中部屋でごろ寝を決めた。
 料理長はじっとしていられず外出。
 昼過ぎに帰ってくると
 「結婚式に呼ばれたから出かけよう」
 と言いだした。
 
 市場のあるあたりを過ぎてさらに北へ5分ほど歩くと、大きな音楽の演奏が聞こえてきた。
 誰かの家の庭先とガレージのようなところに大勢人が集まって宴会をしている。
 一人の女性が茶色の民族衣装を着ていてひときわ目立っている。
 しばらく様子を外から眺めていると中から手招きされた。
 早速僕らの分の関が作られ料理とラオラーオ(ラオスのどぶろく)が運ばれてきた。
 英語が通じるわけでもなく、ちょっと間を持て余した。
 ガレージの部分はダンスホールになっていて、生バンドの演奏で踊っている。
 それにしても花婿はどこか。
 よく見ると一人だけたすきのようなものを付けた男がいる。
 たすきがけをしているからかろうじて花婿だとわかる程度の服装だ。
 花嫁も花婿も一見あまりうれしそうにはみえない。
 どちらかというと知らない人々が大勢押し掛けてきて迷惑しているようにも見えるが、日本人とは感情表現が違うだろうから何ともいえない。
 地味でちょっと怪しげなバンドが演奏を始めるとラオス人が男女ペアになって踊り出す。
 ペアといっても向かい合う程度。
 そしてダンスがまた地味で、男も女も手をちょっと左右に動かすぐらい。
 自分もラオラーオを飲んでいるうちにいい具合になってきて何曲か踊った。
 おちゃらけなのでたいてい男性が自分の相手だったが、たまにラオス人の女性ともペアになった。
 でも彼女たちは決してこちらの目を見ようとはしなかった。
 いやでそうしているわけではなさそうで、単に恥ずかしいからのようだ。
 自分が踊ると周りの人たちは大喜びしていた。
 バカなことをやっているうちに次第にひどく酔いが回ってきて立っていられないほどになってしまった。
 終いには椅子から転げ落ちたりして皆に抱きかかえられて車に乗せられ宿に帰らされた。

雨水の話と薄いサボテンの話_a0094201_1372713.jpg

(ラオスの新郎新婦)

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(結婚式のダンス)

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(いい感じにできあがっている村人ともてもての料理長)
by haiderinn | 2009-02-18 10:14 | こんな毎日
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