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本棚の裏側

a0094201_9455974.jpg 先日、炊飯ジャーをベスト電器に修理に行ったときのこと。
 修理の間、マッサージ機で全身もんでもらいながら大型テレビを見るという家電売り場に来た日曜のおとっつぁんそのものになってくつろがさせていただきました。
 大型薄型液晶テレビに映っていたのは、これもおとっつぁん映画と言っていいでしょう。
 ひさし振りの007。
 今のジェームス・ボンドは誰なんだ、こいつ?
 ちょうどクライマックスの15分ほどだったので、少しだけストーリーが見えたのですが、さすがに時代に合わせてテーマが「中国」、「メディア」といったものになっているんですね。
 悪役(といっていいでしょう)が、「今後100年の中国でのテレビ放映権」がねらいだ、というようなセリフを吐くのが象徴的です。
 しかし、変わらんなあ、と思ったのは、中国人(あるいは東洋人)美女像。
 真っ黒な髪をストレートに長ーく伸ばしていて、もちろんカンフーの達人。
 お決まりすぎだろ!
 10年ぐらい前に駅で西洋人らしき二人組の男が、それこそこのボンドガールのような黒髪ロングの日本人女性を見かけて
 A:ヘイ、ルック!
 B:ひゅうううううー!
 みたいな会話をしていたので本当に好きなんでしょうねえ。
 007は自分が小学生の時に従兄とおじさんについていって見たおそらくはじめての洋画体験でした。
 「私を愛したスパイ」だったな。
 ストーリーは全然わからなかったけれど、当時はスーパーカーブームだったので、確かロータスヨーロッパのような車が水陸両用で走るというそのシーンだけをお目当てにしていたような気がします。
 すごいね、ボンド。
 まだやってるんだ(ジョーズは出ていなかったようだが、どうしたんだろう)。

 さて、前置きが長くなりましたが、朔の本棚を外側から見ると本の背表紙がずらりと並んでいるというのが気になっていたので、映画のチラシでも貼りましょう、ということになりました。
 もの持ちが異常にいい料理長所蔵品の映画チラシ。
 本人も全部は見ていないようですが、自分がこのなかで見た事あるのは「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」ぐらいかな。
 だから貼ってある映画のことを聞かれてもよくわかりません。あしからず。

 9年前の今日。1999年12月14日。 シエムリアプ 晴れのち曇り
 7時半にバイタクのチェアニーさんがきてくれることになっていた。
 昨日の晩、チェアニーさんと鍋をつつきながらいろんな話を聞かせてもらった。
 彼の両親は22年前にポルポト派に殺された。
 姉さんも戦争で「頭がおかしく」なってしまった。
 彼自身軍隊経験者で、その時自分の目の前で親友が地雷を踏んで血をいっぱい流して死んでしまっている。
 非常に聞いていてつらい。
 頭が下がるのは、彼は毎朝4時に起床して6時からの日本語学校の授業に備えるらしい。
 日本語は自分たちが話していて相当優秀であることがわかる。
 ガイドの資格も持っているが、今はまだ自信がないのでバイタクで稼いでいるということだ。
 稼いだ金はお姉さんのために使っているようなものだという。
 
 そんなチェアニーさんに連れられて午前中はアンコールトム内のバイヨン、像のテラス、ライ王のテラスなどを見る。
 バイヨンはやさしく微笑む観世音菩薩が目を惹いた。
 相撲や闘鶏、将棋など人々の生活の様子が生き生きと描かれているレリーフも面白い。
 午後はアンコールワットへ。
 正面に到着したときは、さすがに感動的だった。
 きっと大きいから自分にもすごさが伝わるんだろう。
 中にも入ってみたが、遠目に見た時が一番見ごたえがあるようだ。
 昼も夜もぶっかけ飯屋で1ドル弱の飯を食う。
by haiderinn | 2008-12-14 10:20 | こんな朔
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