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月はどっちにでている?    「へ」の字にでている

a0094201_9435839.jpg いやあ、前の晩はあんなにかわいい配置になっていたのに。。
 惑星の動きはよくわかりません。
 スマイルが「へ」の字になって、これじゃあ、まるでア○ーソーリ(○にはホをいれないでください。しつこいですが。。)じゃないですか。
 なあんて、月が一日で急にひっくり返ったりするわけないんで、本当はこちらが昨日見えた形→a0094201_94972.jpg

 9年前の今日。1999年12月3日。 サイゴン→カントー 晴れ。
 7時起床。
 居心地の良いドミだっただけに移動がいつもより大儀だ。
 メコンデルタへ向けて出発する。
 メコンデルタへはサイゴンから旅行社のツアーで出かけるツーリストがほとんどだが、自分たちは、ローカルバスに乗っていくことにした。
 ベトナムに来てから、ツーリスト用のバスにベトナム人が同乗していたことはあったが、まだ本当のローカルバスには乗っていなかったからだ。
 カントー行のバスはミェン・タイ・バスステーションから出ている。
 ホテルのあるフォングーラオ通りからは公共交通機関のトゥク・トゥクに乗っていく方法をホテルの人が教えてくれた。
 狭い車内に7~8人がぎゅうぎゅう詰めになって大混雑のサイゴンを巧みに走り抜ける。
 最初はお金を払わず乗り込む。
 しばらくしてお客で車がいっぱいになると運転手が突然車を止めて料金を徴収するというシステムだった。
 ミェンタイバスステーションに着いたのは9時を5分ほど過ぎたところ。
 カントー行は9時半出発だ。
 9時半をまわり、ドライバーがバスを少しだけ動かしたかと思うとそこで止まってしまった。
 しばらくして一度出ていったドライバーが戻ってきて何か叫んだ。
 すると乗客があわててバスを降り始めた。
 まだ出発していないのに乗り換えだ。
 いったい何のための乗り換えなのかよくわからない。
 バスはどちらも同じようなものだ。
 それでも出発さえすれば文句はないのだが、エンジンがかかる様子はない。
 しばらくしてわかったが、これは次の時間発のバスだ。
 最初に乗ったバスの乗客が少ないから勝手に振り替えられたのだ。
 しかしこのバスにも乗客は少ない。
 次々と乗り込んでくるのはモノ売りばかり。
 ついに11時を過ぎ乗客が半分以上集まったところで出発した。
 ようやくかよ、と思ったが、それも甘かった。
 バスステーションを出たところでまた止まって、客引きを始めたのだ。
 結局本格的に走り出したのは11時15分ごろ。

 発車すると一人の男がおもむろに天井の手すりに小型の拡声器をつるし始めた。
 すでに僕らの頭上にはちゃんとしたスピーカーが備え付けれれていてガンガンにベトナム音楽がかかっていたので、なぜさらに拡声器をつけるのかよくわからなかった。
 すると男はマイクを持ってベトナム語で何やら話し始めた。
 「長らくお待たせいたしました。このバスはカントー行」
 などとツーリストバスのような説明があるのかと感心したりしつつ、まさかモノ売りだったりして、なんて冗談を飛ばした矢先、男が腰をかがめて布を乗客に見せ始めた。
 モノ売りだった。
 マイクの男には仲間がもう一人いて、乗客に布地を見せて買うと集金をする役目だった。
 マイクを握った男は機関銃のように口上をまくしたてる。
 あんな布が売れるのかと思ってみていると、仲間の男が後部座席から次々に金を持ってマイクの男に渡している。
 マイクの男の手にはたちまち5万ドンやら2万ドンやらの札が束になった。
 しかし、どうもおかしい。
 僕たちより前方の客は誰一人買っていないからだ。
 後部座席の人間が買っているように見せかけるものだったのかもしれない。
 結局1時間ぐらい延々と売り続けていつの間にかいなくなった。

 途中でバスをおろされてフェリーに乗った。
 フェリーで若い女性に英語で話しかけられた。
 カントーへ行くなら自分の知っている人が宿をやっているのでそこに泊まれ、という。
 宿のあてもなかった自分たちはその提案に乗ることにした。
 宿屋の主人はハカセタロウに似た男で話によると大学の先生だという。
 人当たりがよく上手な英語を使いこなす。
 その宿からいろんなツアーが出ているようだった。
 特にハカセに勧められたのはホタルツアー。
 many many ホタル!
 としつこく言われて、ツアーに出かけることにした。
 ボートに乗って船上から蛍を見るというツアーだ。
 ところが、待てどくらせどホタルなどいない。
 ようやく数匹のホタルがガイドのおばさんが竿で指し示す先にいたが、どこがmany manyだよ!と怒らざるを得ない内容だった。
 ただ、夜空が美しく、川の風に吹かれて気持ちの良い船旅ではあった。
 あまりの気持ちよさに、途中で自分が旅の間考えていたことを料理長に話してみた。
 「日本に帰ったら車でカレー屋始めようと思うんだけど手伝ってくない?」
 料理長の反応はいま一つだった。
by haiderinn | 2008-12-03 10:01 | こんな毎日
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