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scenes from キッチンN

 日本シリーズおわったようですね。西武の優勝。
 昨日、閉店後のラジオで聴いていたら渡辺監督以外誰も知らなかったですよ、西武の人たち。
 自分はプロ野球見なくなって久しいですが、昔は恥ずかしながら巨人ファンでした。
 いつごろまででしょ?
 吉村がいたころまでか?
 12年前に長期の旅行に出てテレビ見なくなり、なじみの選手がだんだんいなくなると急速に興味を失いました。
 興味を失うとファンでもなくなるんですね。
 昨日巨人が負けても特になんでもないし、新聞社の偉い奴の得意面見なくて済んでかえってよかったぐらいかと。
 でも、昨日の試合を最後まで熱く見て、「あの人」はがっくりしてるんだろうな。
 
 自分たちは石垣島に来る以前、東京の豊島区というところに住んでいました。
 ハイダーインと名付けた一軒家に旅仲間と同居していたのですが、土曜の晩なんかだと同じ町内にある定食屋「キッチンN」あたりに夕飯を取りに行ったりよくしました。
 だいたいちょっと遅めの9時半前ぐらいの夕食。
 すると、正面の上に据え付けられたテレビでは巨人戦の中継やってるんですね。
 で、テレビは微妙に厨房からよく見える角度に向いているわけです。
 家族経営のこの食堂は、お父さんとお爺さんが大の巨人ファン。
 聞いたわけではないんですが、みてりゃ誰でもわかります。
 勝つと「よーし」とか言ってご機嫌ですし、負けると露骨に不機嫌に。
 負けた時は、おそらくたいして野球に興味がないであろう奥さんもちょっとピリピリ。
 厨房の緊張感が客席にも伝わってきます。
 僕らが、だらだらと飯を食っていると9時半を過ぎてしまうこともしばしば。
 テレビの野球中継はたいてい終わってしまうんですが、それでも試合が続いているときは、バシッとラジオに切り替わります。
 おそらく9時半までの営業なんでしょう。
 自分たちが残って食べていても、どんどん家族の食事の用意が進み、彼らも夕飯を食べ始めたりします。
 そんな中、巨人が負けたりした日には、夕食の雰囲気が一気に険悪なものに。
 お母さんが「肉の数が、、、、」とか言うと、ご主人さんが「肉、肉、言うな!」と怒鳴りつける。
 終いには自分は、ボリュームたっぷりのそこの定食よりも「キッチンN劇場」ともいうべき家族の風景が楽しみになりました。
 昨日「キッチンN」が営業していたら店のなかは相当荒れていたんだろうな。
 悪いけどそれが見たかった。

 9年前の今日。1999年11月10日。中国 景洪 雨 半袖。
 昨夜はひどい雨で、あまりにひどかったので夜中の2時に起きて洗濯物を取り込んだ。
 スコールというほどすっきりした雨ではないが、大理でしとしと降っていた雨とは比べ物にならないほど激しく叩きつけていた。
 雨は午前中いっぱい古続き昼前にいったんやんだ。
 本当はモンヤンへ行ってタイ族の村を見てこようと思ったがやめにして、西双版納(シーサンパンナ)での最後の一日は、結局またまったりすることになった。
 FOREST CAFEで手紙を書いているうちにまた雨。
 その後は小雨と晴れ間が交互に訪れた。
 ぼんやりと過ごしながら料理長とこんな話をした。
 日本に世界の屋台が集まった屋台村があったら楽しいだろうな。
 中国からパオズ、竹蒸しおこわ、トルコからサバサンド、ムール貝の飯、インドからサモサ、チャイなどなど。
 日記には「実現はむずかしいかもしれないが、ぜひあってほしいもの」と書いてある。
 まさかそれが数年後の東京で実現するとは思わなかった。
 自分たちが話していたほど本格的な現地のものではないが、世界の料理を出す屋台村ができて、しかも自分たちが売る側として参加するようになるとは。
by haiderinn | 2008-11-10 10:01 | こんな毎日
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