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屋台時代の仲間

屋台時代の仲間_a0094201_94037100.jpg 私たちは、石垣島でお店を開くようになる前は東京で車による移動販売をしていた、というお話は先日も書きました。
 移動販売のよいところは、人の多い場所に行って販売ができるところですね。
 大手町や日本橋など名だたるオフィス街に出かけては、おもにOLさん相手にカレーとデザートを売っていました。
 ところが、路上での営業いというのは、実はそんなにどこでもうまくいくわけではありません。
 置きたい場所に他の車が止まっている。
 いい場所に別の移動販売が先に営業していて、新しい営業者を拒む。
 道が狭いから、停車すると明らかに交通の妨げになる。
 道路と歩道の間に広い植え込みがあってお客さんが車に近づきにくい。
 うまく、場所が見つかったとしても、基本的に道路交通法上よろしくない、ということで
 たまにケーサツの取り締まりにあったりします。
 
 そんな路上販売の困難から解放してくるのが私有地での営業。
 たとえばオフィスビルの空きスペースに屋台村と称して移動販売車を何台も集めてお祭りムードを作ってくれるところがあります。
 そんな場所では普段あまり接することのなかった他の移動販売の仲間たちと一緒に仕事をすることができました。
 まあ、お店によって人気の差が歴然とでますから、あっちの店がはやっているのにうちは今日は少ないなあ。。。なんてことにもなるんですが。
 サンケイビルというところの屋台村で一緒に営業していた車のひとつに「ルンタ」さん、というお店がありました。
 おもにアジアの料理を何品かおかずで選んでもらう形式のお弁当屋。
 その「ルンタ」さんが昨日、たまたま見つけた、といって来店してくれました。
 まさか石垣島でお店になっているなんて、知らなかったでしょうから驚いたことと思います。
 お互いにその当時の話などちょっとしたりできました。
 つらいことも多い商売のせいか、お互い同じ場所で競い合うお店でありながら屋台仲間というのはなぜかなつかしい。

 「ルンタ」というのはチベット人が使う魔除けの旗。
 タルチョともいいます。
 真中には馬が描かれていて、「速さ」とか「風」を意味するので願いが早く叶う、ということにつながるのだそうです。
 日本の絵馬もそいいう意味なんだそうですよ。
 朔にもルンタがかかっていますよー。

 11年前の今日。1997年8月26日。旅の461日目。アメリカ合衆国。
 予定より3時間ほど遅れてアムトラックはシカゴに到着した。
 アメリカの鉄道も案外いい加減だ。
 続いてシアトル行に乗り換える。
 車中2泊。
 窓からはどこまで乗っても平原が続くばかり。
 本当に自転車で戻ってこれるだろうか。
 列車内では本を読んで過ごすよりほかなし。
by haiderinn | 2008-08-26 09:52 | こんな人たち
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