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波照間より創刊 「ピヌムトゥ」

波照間より創刊 「ピヌムトゥ」_a0094201_9154351.jpg たまにお店に遊びに来てくれる波照間島の仲底商店のミキさん。
 先日、波照間に住む女性有志でつくったという冊子「ピヌムトゥ」を持ってきてくれました。
 「ピヌムトゥ」とは「火の元」ということで、昔かまどに火をつける時につかったコーン型に巻いた藁のことなのだそうです。
 島から「わくわくすることを発信」し「みんなに『火をつけるピヌムトゥ』になりたい」という意味でつけたということ。
 私は「ピヌムトゥ」を冊子と書きましたが、表紙にあるように、これはちゃんとした「マガジン」です。
 読んでいて本当に面白い!
 ミキさんの書いたブログによると海洋文学大賞を受賞した児童文学小説作家の「本名紅以外のメンバーは,文章のプロではない」とのことですが、みんな文章がとても上手で読ませてくれます。
 島嫁の目線で書いた波照間の豊年祭「ムシャーマ」のこと、「ピヌムトゥ」の編集部が中心となって企画を進めたフクギ染め体験のわくわくするように進む企画のこと、波照間の海のこと、食堂のこと、どれもムンムンとそして楽しく書いている編集部の方の気持ちまで伝わってきます。
 絵本のページもあります。
 力強くてかわいい波照間良美さんの絵と文。
 そして締めは本名紅さんの小説「海に咲くゆり」。
 おじさん、30年近く前のころを思い出して切なくドキドキしちゃいました。
 早く続きが読みたいです。
 「ピヌムトゥ」以外にもたくさんいろんな火の元を持っていらっしゃるミキさん。
 正直うらやましい。
 とりあえず「ピヌムトゥ」の次回号が楽しみでうす。
 石垣では山田書店で販売しているそうです。
 もちろん朔の本棚にも置いてありますよ。

 11年前の今日。1997年8月4日。旅の439日目。オランダ アムステルダム。
 ついに、2週間も居候したアイザワ宅を出発。
 アイザワは見送りのため会社を半休してくれた。
 何と世話になったことか。
 ギターが新たな荷物として増えちょっと大変になった。
 次の目的地はロンドン。
 ついにユーラシア大陸からもお別れ。
 ロンドンへはバスにて移動。
 バスが途中でそのまま鉄道に積み込まれて海峡を渡るのだった。
 ロンドンには友達のカラヤン夫妻(日本人)が住んでいた。
 カラヤンは会計士で3階建て庭付きの立派な家に住んでいた。
 自分は客用の二階のベッドルームと客用のバスルームを自由につかっていいということになった。
 「ひまなんでしょ」
 という嫌味がカラヤン夫婦からビシバシ飛んできたが、働いている人から見ればこの反応が当然だろう。
 実際暇だし。
波照間より創刊 「ピヌムトゥ」_a0094201_9361973.jpg

by haiderinn | 2008-08-04 09:51 | こんな人たち
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