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今日は何色?

a0094201_8351024.jpga0094201_8352361.jpg カレー屋のブログの話題としてふさわしくないかもしれませんが(あるいはとてもふさわしいかも)、朔のトイレに置いてある「ウンココロ」という本の話。
 人間の体内からでるこの物体から目をそらさずじっくり向き合いましょう、という内容。
 日々出てくるものの形状、色などをしっかり観察するとどんな体調かわかります。
 それらのものがどのように製造されたか、という個別の話から、日本で製造されている物体の量はいったいどれぐらいあるのか、というスケールの大きな話まで、たのしいイラストとともに読めます。ある意味絵本です。
 日本で一日に製造される物体を畳一畳分の広さでつみあげると高さは15000mにもなるとか、東京23区は5日で、四国は5か月で覆い尽くされるそうです。
 この本を書いている藤田紘一郎さんが朔においてある「週刊金曜日」に「きれい社会の落とし穴」という連載をもっていて、毎回面白いのでこれもぜひ読んでいただきたいのですが、それによると、最近アトピーやぜんそくに苦しむ子供が多い原因のひとつは母親の腸内環境の悪化なのだそうです。
 きれい、きれい、と過敏になっていたりサプリメントなどばかりとっていたりすると腸内にいるべき善玉菌が減ってしまい悪玉菌が増えてしまう。生まれてくる赤ちゃんがその悪玉菌からダメージをうけてしまうそうです。
 そしてなんとコアラやパンダは消化しにくいユーカリやササノハを消化する細菌を取り入れるために生まれてくるとすぐに母親のウンコを食べるのだそうです。
 人間の赤ちゃんがなんでも口に入れようとするのは細菌を腸内に入れようとする行為で、それを「バッチィ」といってやめさせてかえって免疫システムを弱めているそうです。
 この話になんだかとても感心してしまいました。
 朔のトイレにはいったらぜひ「ウンココロ」も読んでみてください。

 11年前の今日。1997年6月12日。旅の386日目。
 シチリアを後にして、イタリアの長靴を一気にさかのぼりまたフランスのニースまで戻る。
 夜行列車の途中でジャンとは別れた。
 彼はこれからブリンディシという町からフェリーでギリシアへ渡り、自分が来たのと逆のコースをたどって日本に帰っていく。
 大抵自分のような貧乏旅行をしている者はバックパックを背負っているが、ジャンはなぜか魚肉ソーセージのお化けのような、色は深緑のサウンドバッグ型の袋に荷物を詰めて重たそうに移動したいたが、それはアメリカかどこかで手に入れた軍用のバッグだということだった。
 日本人が持つには大きすぎるようなその袋に例のローラーブレードをくくりつけているという一味違うやつだった。
 まさか帰国して数年後ハイダーイン東京で一緒の生活を送るメンバーになるとはこのときはまるで思わず別れた。
 
 イタリアでは夜行電車の中で眠っている間に内臓をとられる、という恐ろしい話を聞いていたので、ジャンが出て行ってから一人になったコンパートメントは不気味だった。
 が、五臓六腑無事にそろったままその日の夜ニースに着いた。
 前回泊まっていた安宿は満室。
 明日すぐ移動するので面倒になり、節約もかねて駅前のバス停のベンチで寝た。
by haiderinn | 2008-06-12 23:59 | こんな朔
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