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小浜島初上陸

 八重山に住んでいながら私は小浜島に行ったことがありませんでした。
 今回、内地から来ている友達を連れて初上陸!
 朔の休日、とても、とてもよい天候に恵まれました。
 こうなると八重山の海の色は最高です。

 到着。
 レンタサイクルを借りようと、桟橋の建物の中のお姉さんに申し込むと
 「坂道が多いですよ。バイクか自動車のほうがいいと思います」
 と言って桟橋の向いのレンタカー屋さんを紹介してくれました。
 商売っ気がないんだなあ。
 昔だったら、そんなこと言われても安いチャリンコを何としても借りていたのですが、3人で来たということもあり、あっさりレンタカー3時間コースに変更。

 目指すは細崎(くばざき)。
 あー確かに、坂道多いや。
 暑いし、チャリにしなくてよかった。
 でも起伏がある分風景に表情があっていいなあ。
 
 細崎は小浜島の一番西側に突き出した部分。
 でっかいマンタが迎えてくれました。
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 展望台になっているマンタ。
 いやあ、ここは眺めもいいし、日陰になっていて風通しもよく気持ちいい。
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 そして、まずこの細崎を目指したのは、この付近にある民宿「比嘉荘」に行きたかったからです。
 「比嘉荘」はお客様でこのブログによくコメントを入れていただく比嘉さんのお家。
 突然の訪問にちょっと驚いたようでしたが、快く出迎えていただきました。
 たちまちビールとおつまみのマグロ炒めが出てきて、すみませーん。
 ビーチまで徒歩0分の「比嘉荘」。
 海を眺めながら木陰でビールですよ。
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 たまんないですねえ。
 静かで、何もしなくてよくて、久しぶりに旅先で感じるみたいなのんびりとした時間を味わいました。
 そして、何より素晴らしいのは、このハンモック。
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 でいごのこずえを眺めながら、ゆらり、ゆらり。
 海からの風、たまにアカショウビンの声。

 ゴーヤの日にちなんで、ゴーヤと魚のヨーグルトサラダにカラムーチョのおつまみをさっともう一つ作っていただきました。
 これが、なんだかとまらないうまさ。
 すっかり満喫してしまい、気づくともうレンタカーを返す時間に。
 あー、シュガーロードも美らさんも結局みてねえや。
 しかし、こんなに小浜島が(っていうか比嘉荘が)いいところとは。
 また行くことにしましょう。
 比嘉さんありがとうございました。

 11年前の今日。1997年5月8日。旅の350日目。フランス パリ。
 ロダン美術館へ。
 彫刻作品ばかりの美術館は初めてだった。
 絵画には「見方」のようなものがあり、少し勉強していくと、感情よりも理性や理屈で「解釈」しつつ頭で楽しむことができる。
 しかし、彫刻というのはストレートに感情に訴えかけてきて、感性の鈍い人にはただの人の形をした石くれにしか見えないのではないか。
 だから彫刻はある意味で感性の踏み絵みたいのものではないか、と思っていた。
 自分の心がロダン美術館で何も反応してくれないのではないか、と少し怖かった。
 館内最初のロビーに有名なベーゼ(せっぷん)があった。
 美しいとは思い、いろんな角度から眺めてみたけれどそれ以上は感じなかった。
 しかし、隣のカミーユ・クローデル(ロダンの若い恋人)の部屋のL'AGE MURという作品の前で釘付けになってしまった。
 一人の老人(ロダンと思われる)が老婆に手を取られつつ、何かに惹きつけられるように正面を向いて立ち去ろうとしている。
 その老人の手に取りすがろうと身を投げ出し何かを叫ぶ若い女性(クローデルと思われる)。
 老人へ向けてさし延ばした手はついに届かない。
 その女性の切ない表情から、老人が行ってしまったらどうしてらよいかわからなくなってしまうような頼りなさ、何かを必死で叫んでいるけれど老人には一向に聞こえないもどかしさ、のような気持ちが伝わってくる。
 その作品を見てからあと、各作品の前でその叫び声を聞こう、という気持ちになった。
 彫刻は石の肉体で表現する叫びなのかもしれない、と思った。
 身体をめいっぱい伸ばしたり、ひねったり、折りたたんだり、中には背中合わせで求めあったりしている。
 これまでのどの美術館よりも熱くなった。
by haiderinn | 2008-05-08 23:59 | こんな毎日
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