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南極老人星

 星空の中で月と惑星を除いて2番目に明るいのは何かご存知ですか?
 私は昨日お客様から聞いて知りました。
 まず一番明るいのは「おおいぬ座」のシリウス。
 そして次が「りゅうこつ座」のカノープスだそうです。
 両方とも冬の星座なので今の季節見えるはず。
 ところが、カノープスはなかなか見えないんだそうです。
 位置が低過ぎて。
 中国でもなかなか見ることができないそうで、見ることができた人は長生きできるということで「南極老人星」と呼ばれています。
 東京だと地平線から2度の位置。
 かなり無理ですねえ。建物もいっぱいあるし。
 ところが、これが石垣だと見えるんだそうです。
 ここまで南に来ればね。
 シリウスのある「おおいぬ座」の下の方。
 私も昨晩ちょっと見てみました。
 真夜中南の空、そんなに高くない位置ですが十分見える位置に赤っぽくまたたく星発見。
 たぶんあれだな。確かじゃないけど。かなり明るいし。
 石垣にお住まいのみなさん。ちょっと探してみませんか。
 内地の方も今の季節こちらに来られるとそんな楽しみもありますよ。

 11年前の今日。1997年1月21日。旅の243日目。イスラエル エルサレム。
 テルアビブへ日帰り旅行。
 子供の時から物騒な場所の代名詞のようにニュースに何度も登場してきたテルアビブ。
 常に弾丸が飛び交っているかのようなイメージがあった。
 エルサレムからテルアビブへはバス。
 バスの中には、大きな銃を持ったイスラエルの女性兵が乗り込んで警備している。
 とても体格がいい。
 きっと若いんだろうなあ。
 若いのに人殺しの道具を持っているし、人殺しの訓練も受けている。
 テルアビブの町は近代的なビルもある都会だった。
 市場の方を歩いてみる。
 なんとなく、こんなところで自爆テロがおきるんじゃないか、と思い怖くなった。
 移動のために乗るバスでも誰かが爆弾を抱えているんじゃないかと気が気でなかった。
 そんな物騒な街テルアビブには双子の都市がある。
 隣接する街ヤッフォ。
 ヤッフォは近代的なテルアビブとは違い、丘の上に広がる芸術家の町。
 丘からの地中海とテルアビブの眺めの中にはきな臭いにおいは全く感じられない。
 ヤッフォは芸術の町らしく、家の門や番地表示などにいろいろな装飾がほどこされている。
 アートギャラリーもたくさんある。
 とあるギャラリーの前の絵に釘付けになり、30ドルほどでその絵を買った。
 そんな金額をお土産にかけたことはなかったので、なんとなく落ち着かなくて、早く日本へ送って手元から放したい気分になった。
 そのあと、テルアビブ大学へ。学内のディアスポーラ(離散)博物館を見る。
 1つひとつの内容は偏っているかもしれないけれど、かなりお金をかけて展示を作っていることは伝わってきた。
 もうこれ以上離散は許さない、というユダヤの人たちの意志が伝わってくるようだった。
by haiderinn | 2008-01-21 10:12 | こんな毎日
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