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こんな正月

a0094201_1302074.jpg お正月、特になにか旅行するでもない私たちにとって唯一決まったイベントが今日の「すき焼き会」でした。
 友人のKさん夫妻の家に食材を買いこんで準備。
 といっても男連中は先にデレッと座ってビールを飲んでいるだけで、女性陣がすき焼きのセッティングをしてくれました。
 総勢7人で二つのなべを囲み、ビールやらワインやらを持って乾杯!
 いやあ、すき焼きって何年ぶりかなあ??
 今日のすき焼きは何が素晴らしいかって、何と「石垣牛」入りです。
 石垣牛とそうでない牛肉とありますが、肉はオール牛肉。
 豪勢です(自分にとって)。
 自分の育った地方ではすき焼きはたいてい豚肉でした。
 正直いってテレビや漫画で「わーい!今日はすき焼きだあ!」と喜ぶガキどもの心がどうも解せなかった。
 関西に行って初めて牛肉のすき焼きを食べたとき、すき焼きが特別な献立であることがようやくわかりました。そして、その味が甘く汁気が少ないことにカルチャーショック!
 うちの豚肉のすき焼きは甘くはなく、他のなんとか鍋と同じように汁気は多かった。
 今日のすき焼きもその関西で食べたのと同じ。甘い割りしたを使って煮込んだ牛はうまい!
 石垣牛から出るエキスが鍋全体に行きわたって他の具までがワンランクアップ。
 平日木曜が休みの私たちがこんな風に友達と集まってすき焼きなんてできるのはお正月ぐらいしかありません。
 今なら「わーい!今日はすき焼きだあ!」と素直に喜べます。

 11年前の今日。1997年1月2日。旅の224日目。シリア ダマスカス。
 11年後の今では全く覚えがないのだが、このころ、この先の旅の進路としてシリアーレバノン-キプロス-ギリシア-キプロス-レバノン-シリアといったんギリシアにわたってまたシリアに戻ってくる、というアイディアがあったようだ。
 レバノンからキプロス経由ギリシア行きの船があるらしい。
 なぜそんなことをする必要があったのか、それはたぶん手紙のピックアップに関係している。
 インターネットが未発達の当時、日本とのやり取りのほとんどすべては手紙だったが、自分たちのような長期旅行者は行く先の国の大使館あてに返事を送るように書いて日本の家族、友人に手紙を書いた。
 旅先の大使館で受け取る手紙は自分にとってたいへんな楽しみで、これをピックアップできないとうのは相当な痛手だ。書いた相手にも申し訳ない。
 トルコの次はギリシアと考えていた時期があったためか、何人かにはアテネの日本大使館宛てに手紙を送るように書いていた。
 ところがそのころは、中東をエジプトへと向かい、その後、南アフリカ方面に向けて南下していくこを本気で考えるように変わっていた。
 アフリカを南下していったらアテネに行くのなどいつになるかわからない。場合によっては大使館が手紙を処分してしまうかもしれない。
 だからどうにかしてアテネによらねばならないと思っていた。
 その日は、何の情報もなかったキプロスの大使館へ出かけた。
 ビザはいるのかどうかすら知らなかった。
 キプロス大使館はツーリストオフィスでもらった地図の場所から遠く離れたところにあったが、親切なシリア人たちの助けを借りつつ、何とか大使館を見つけた。
 キプロス入国には日本人はビザ不要とのことだった。
 さらに大使館の人たちがとても親切で、キプロス関連のパンフレットを山ほど持たされた。
 パンフレットはトルコのキプロス侵攻について書かれたものが多く、読んでいるとこの間まで楽しく過ごしたトルコが憎くなってくる。プロパガンダに影響を受けやすい。
by haiderinn | 2008-01-02 23:59 | こんな毎日
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