<< BLUE TUESDAY グルジアの話の続き >>

引退の時

a0094201_9582669.jpg 「体力のゲンカイッ!。。。」と言って大横綱千代の富士は引退しましたが、長らく朔の一角でお客様の目を引いていたモンステラ君が、そろそろ限界を迎えようとしています。
 今年の4月1日に朔に来て以来、一時はこのまま永遠に花瓶の水だけで青々と茂り続けるのではないかと思われたのですが、このところ急に黄色く変色しはじめてしまいました。
 黄色い部分は急速に広がりつつあり、いよいよ最後のときかもしれません。
 しばらくは朔の裏に退いて隠居生活してもらうことにしました。
 このモンステラ君をいただいたのは大川の「モンステラ」という店のオーナーさんです。こんなに長く楽しませていただきました。ありがとうございました。

 11年前の今日。1996年11月20日。旅の182日目。グルジア トビリシ。
 いよいよトビリシとズラさん一家にお別れ。
 バスでトルコに戻る。
 バススタンドまでレワン、ラシャ、シャロワ、ダトー、それにズラさんが見送りに来てくれた。
 彼らがここまでしてくれたということをしっかり意識して感謝。
 バススタンドでシャロワが話してくれた。
 彼はグルジアからの分離独立運動が行われているアブカジアでチェチェン、トルコ、アブカジアの運動家と戦ってきた。少なからず相手を殺さねばならなかった。
 彼にはどこかうつろなところがあったが、そういうことが理由だったのかもしれない。
 一見日本と同じように平和な国だが、身近に戦争が存在している人たちだった。
 レワンはしつこいほど手紙を送るように催促してきた。
 出発。
 バスの中では、アメリカ在住のトルコ人と一緒になった。
 「バカンスか?」
 と聞くので
 そうだ
 と答えると、
 「バカンスの場所としては最悪なところを選んだもんだな」
 と笑った。
 確かに観光などの見どころはほとんだないし、おそらくは宿泊施設などもきちんと整っていなければ物価も安くない。
 ズラさんに出会えていなかったら、この男の言うことにうなずいていたかもしれない。
 そう悪いところじゃないってば
 苦笑しつつ心の中ではそう思った。
by haiderinn | 2007-11-20 10:32 | こんな朔
<< BLUE TUESDAY グルジアの話の続き >>