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ミドリちゃんデビュー

a0094201_9221234.jpga0094201_9394549.jpg 以前からお店の前にもう少し植物などを置くようにしたい、と思っていたところ、Amiriさん移転にともない使わなくなった台をいただくことができたので、その上にグリーンを乗せて飾ることにしました。
 店内に置いてあるフリーペーパー「CLSA!」用の台もAmiriさんからのいただきものでした。ありがとうございます。
 このグリーンは、ワイヤープラントというもので、内地から一緒にやってきました。もじゃもじゃしているところに小さな葉を茂らせる様子が愛らしい植物。
 内地から来て環境の変化に適応できるかな、と思っていましたが、とても丈夫なやつで元気に茂っています。
 このワイヤープラントは名前を「ミドリちゃん」といいます。ミドリちゃんが丈夫なのは今に始まったことではなく、水やりが少なくて一度ほとんど枯れかけたところから元気に復活してきたり、こちらに来てからも白いカビのようなものに覆われたかと思いきや、少し枝をすいてあげたらすっかり元の緑に戻ったりと、強靭な生命力を見せてくれています。
 普段日光があたるところにいたので、店の前(北側)はもしかしたらよくないかもしれませんが、しばらく様子をみつつデビューさせることにしました。よろしくお願いします。

 11年前の今日。1996年10月28日。旅の159日目。トルコ ドゥバヤジット。
 ドゥバヤジットというところは、よく知らなかったが案外見どころが多い。アララト山の他に、実は伝説のノアの方舟もこの地に実際にあったのではないか、と思われている。ノアの方舟のあとらしきものがある、というのだ。それはちょっ眉唾ではあったけど。
 そして、昔この地を支配したクルド人の宮殿「イサク・パシャ宮殿」もある。その宮殿に歩いて向かった。
 これまでどこの国でも自分のように暇そうな外国人が歩いていると子供たちがよく寄ってきたものだが、トルコも例外ではなく、国境をぬけたところではたくさんの子供たちに囲まれた。
 「ジャパン?」と聞くと、次に彼らが知っている英語は「マイ ネーム イズ」だけらしい。面白いのは「マイ ネーム イズ?」と語尾を上げてこちらに問いかけてくるところ。どうやら「WHAT'S YOUR NAME?」と言いたいらしい。自分の名前を答えると一応納得する。
 その次に彼らが言っていることが最初はわからなかった。
 「パラ。 パラ。」
 親指と人差し指、中指をこすりながら「パラ。 パラ」。そして手を差し出す。
 どうやら「カネくれよ」といっているようだ。
 ストレートな物言いだ。
 でも、物乞いというわけでなく単なる子供。もちろんあげない。
 今日、イサク・パシャ宮殿に行くときも男の子が一人ついてきた。
 ちょっと道を聞いたら案内するつもりなのか、一緒に来てしまった。
 いや、自分はどっちの道に進むのかちょっと聞いただけなんだが。
 子供はついてきつつ、またしても「パラ」と直球のおねだり。
 金の代わりに来る前に買っておいたキットカットのようなチョコレートを自分と半分こにしてあげることにした。
 ただし、「イサクパシャについてから一緒に食べることにしようよ」
 と、日本語と身振り手振りで提案した。
 せこい話だが、今あげて、到着したらまたねだられるのがいやだったからだ。
 男の子は、なんとか理解したらしくチョコレートをポケットにしまって後からついてきた。
 町から宮殿までは田舎道を結構歩く。
 途中から坂道になりそのまま宮殿につながっている。
 ちょっと少年のほうを振り返ってみた。
 すると、なんとチョコレートを食っている。
 このガキ!
 叱りつけたら、泣き出してしまった。
 とほほ。大人げないことをした。せこい自分が悪い。
 途中、アララト山が見えた。国境を越えた時にみた小さな富士山ではなく、もっと立派なものだった。アララト山は大小二つあった。
 富士山よりも男性的な感じで、頂きの部分が広いためか雄大だ。
 宮殿についた。少し荒れていたが赤茶色の外観は美しい。
 少年はいつの間にかいなくなった。
 代わりに日本人の男性が登ってきた。N沢さん。トルコにはすでに2週間いる、とのことで物価やいろいろな情報を教えてくれた。
 明日、ワンに移動するということ。自分と同じなので行動を共にすることにした。
 下がイサク・パシャ宮殿
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by haiderinn | 2007-10-28 09:42 | こんな朔
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