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今日は飛びませんね

 久しぶりにDVD借りて映画を見ました。
 「飛ぶ教室」。何かの映画評で見てからずっと見てみたかった話です。
 舞台はドイツのライプツィヒ。ベルリンの壁崩壊までは東ドイツだったところ。
 生徒たちが寄宿舎を送る音楽学校に小学6年生ぐらいの転校生の主人公ヨナタンがやってきます。ほかでもこんな設定の映画を見たことがありますが(「コーラス」とか「今を生きる」とか)、自分の場合はこの舞台設定だけで引きづり込まれてしまいます。
 同じ部屋のメンバーは、ボクシングをやっていて喧嘩に強いやつ、天才科学者の卵、ちょっと大人びて新入りのヨナタンを温かく迎える子、頼りないいじめられっこなど。
 寄宿舎の生徒は同じ学校に家から通う生徒たちがいわば「敵」。敵対関係の通学生のなかにヨナタンとちいさい恋が芽生える女の子が現れます。
 ヨナタンとその仲間の少年たちは、クリスマスに演劇を上演することになっているのですが、なかなかいい台本が見つかりません。そんなとき、少年たちの「隠れ家」に行くと、昔誰かが書いた芝居「飛ぶ教室」の台本を偶然発見します。
 後半はその「飛ぶ教室」の上演めぐって思わぬハプニングが発生したり、少年がちょっと大人になるためのほろにがストーリーがあったり、また大人同士の友情話など、いくつかの展開がクリスマスの舞台上演というクライマックスへ向けて収束していく、というような映画です。
 いくつかの設定(寮生活、友達構成、隠れ家、敵方の女の子、台本の発見、理解ある先生の存在と台本との関係など)は、なんだか他の映画でも見たころあるなあ、という話なのですが、後半からラップがでてくるところで一気に脱マンネリのような展開になります。
 でも、正直いってマンネリのまま進行してくれてもよかった。あんまり詳しく説明できないけれどラップが入ることで、自分は映画の世界に浸ることができなくなってしまいました。おっさんだから、かもしれませんけど。
 描かれているのは、子供同士の友情とかちょっとだけ親子愛だとか、どうせありがちなことなんだから、無理に現代的な要素を入れずにクラシックな展開でまとめてくれた方がじんわり味わえたような気がするなあ。平凡な鑑賞者には不協和音だよ。
 児童文学のことはよく分からないのですが、この物語の原作はエーリヒ・ケストナーとうドイツの国民的な作家だそうで、「飛ぶ教室」は世界30カ国で出版されて70年の時を経て読み継がれてきたそうです。そんなに読む継がれているなら70年前の話として、そのまま映画化してほしかった気もするなあ。

 11年前の今日。1996年10月25日。旅の156日目。イラン タブリーズ。
 イランの東の端から西の端近いタブリーズまで、テヘランで一度乗り換えしたものの約24時間かけて到着。
 疲れた。バスターミナルから中心地へ。宿を探す。
 ところが、安宿が見つからない。フロントの後ろ側に明らかに部屋の鍵がたくさんぶら下がってるようなホテルでも「ない!」と言われた。
 どうやら外国人お断りのようだ。
 外国人でも泊まれるのは1泊10ドルもする(10ドル「も」、なんです)中級宿しかなかった。
 明日はイランとトルコの国境まで移動する。バスの出発は朝の6時半だ。
 仕方なく、バスターミナルに引き返す。
 夜もずいぶんふけてきたがバスターミナルにはたくさんのイラン人がいた。待合席のようなところは空きがなく、自分は窓口の近くに重い荷物を置き座っていた。
 もう、覚悟は決めていたが、ここで野宿をすることにした。
 この旅で初めての野宿。
 いつもはあまり使うことのない寝袋を広げて、もぐりこむ。
 イラン人が上から不審そうに見下ろしてくるが、疲れてどうでもよくなっていた。
 うるせえよ。なんとでも思え。寝るんだよ、わりいか?
 爆睡した。
by haiderinn | 2007-10-25 23:59 | こんな毎日
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