<< 6月17日~22日の週替わりメニュー 6月10日~14日までの週替わ... >>

「蝶」か「蛾」か それが問題さ

 


 君の瞳の中にいる
 黄色い蝶々
 きれいな夏の空高く舞っている

 大好きなTAHITI80の「Yellow Butterfly」の一節ですが、虫好きとなった長男チビサク(4歳)の瞳の中には、バッタや、カナブンが飛んでいるようです。

 昨日は、どデカいカブトムシ(もしくはクワガタ)の幼虫を虫かごに捕獲。
 バッタか、カナブンは常に、もうひとつの籠に入っています。

 ちなみに、みなさん、カナブンとコガネムシの違い、ご存知ですか?
 私も、かなり混同していましたが、実際、姿かたちはとても似ています。
 調べてみると、樹液を舐めるのがカナブン、草を食べるのがコガネムシ。
 うちのは、リンゴを食べていたので、どうやらカナブンのようです。

 で、この夏、石垣島の人々の瞳の中にいるのは、黄色い蝶々とはちょっと違います。



a0094201_141226.jpg 黒にオレンジ色、体は鈍く青色に輝いている、という毒々しいキオビエダシャク。
 
 大発生しています。

 幼虫が、イヌマキ(こちらではキャンギと呼ぶ)という木の葉っぱを食べるので、その木があるところ(石垣にはかなり多い)に特に多い。
 夕方になると、群れて飛びまわっているのが、たいへん不気味です。
 イヌマキは毒があるので、キオビエダシャクも体に毒を含んでいて、鳥は食べないようです。
 なので、増えまくり。

 オレンジ色の服を着ていると寄ってくるような気がしますよ。
 今の時期、やめたほうがいいかも。
 なんとかならんかなあ。

 さて、本題です(前おき長い)。

 先日、郵便局横の「文館前」交差点で信号待ちしているときのこと。
 目を疑うようなことが起きました。

a0094201_1471371.jpga0094201_1472949.jpg


 図を見てください。
 私は、港方面からさんばし通りを右折しようと信号待ちをしています。
 右手にある海邦銀行の駐車場から1台車が出ようとしています(①)。

 信号は依然、赤。
 それなのに、銀行からの車は躊躇なく、交差点に飛び込み、Uターンするように、ゆいロード方面へ走り去って行きました(②)。

 うわー。
 事故が起きないでよかった。
 ゆいロード、右から左方面は、右折待ちの車しかなかったですが、左から右へは結構車が走っていたんですよ。

 しかし、ここで、すごいと思ったのは、この間、

 クラクションが一切ならされなかったこと。

 この時に限らず、こっちはクラクションが少ないです。

 原因は多分、争う相手が知人(やその親戚)かもしれない、という確率が、都会よりもずっと高いからではないかと思います。

 車で走っていて、顔見知りに出会うことがほとんどない都会では、クラクションを鳴らす心理的な壁が低い。

 こちらでは、交通に限らず、相手ができなくても、すぐに叱りつけるというようなことが少ない。
 いわゆる、「ゆるさ」があるわけです。

 内地の人間は、八重山のこうした「ゆるさ」を気にいってくる人も結構いるわけですが、実は、当事者になると、案外、都会での習慣から抜け切れず、ついつい苛立ってしまったりします。

 育った環境なんでしょうね。
 (知人が多いから)なるべく「争い」を避ける社会と、大人になると自分の育つ町から抜け出して、知人の少ない競争関係の中に飛び込む事を前提とした社会。

 内地が、グローバル社会へと組み込まれて、更にさらに競争へと進む中、石垣は微妙な場所にいるようです。
 地理的には、海に囲まれて大きなマーケットになりえないので、大企業が出店しにくい場所にあり、かといって地元の人は、都会にあるものを欲しがっていないわけではない(むしろ逆)。

 「ゆるさ」が良くてやってくるナイチャーは、わがままなことに実は、内地のスピード感や内地と同じサービスを欲していて、それを着実に植え付けている。

 「ゆるさ」に物足りなさを感じてしまう地元の若者は、沖縄本島や内地へと出ていく。

 中心部には、がっちりとローカルな「顔見知り社会」が根づいていて、内地化することへの警戒感もありながら、周辺は確実に溶け出しているような状態にも思えます。

 地域を守っていこうという傾向がより強い年長世代から世代交代が進み、「祭り」より「経済」が最優先となると、一気に内部までとろけてしまうのでしょうか?
 もしかしたら石垣の「ゆるさ」は絶滅危惧種なのかもしれません。

 こんなところに、「どこにでもある地方都市」がもうひとつできあがっても、つまらないですが、原因の一つが自分たちナイチャーだったりして。。。
 グローバル化に飲み込まれずに「顔が見える」状態を保つことが、最後には最大の武器になりそうな気がしますけど、地元の人にとって、ナイチャーは「黄色い蝶々」に見えるのか「いまわしい蛾」に見えるのか(どちらでもないのか)?
by haiderinn | 2013-06-10 14:25 | こんな毎日
<< 6月17日~22日の週替わりメニュー 6月10日~14日までの週替わ... >>