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十六日祭ですが、営業しています

 以前、お子さんがいらっしゃるお客さんと話をしていたときに、
 「今は学校で、そんなものにまで名前を書かせるのか!」
 と驚いたことがあります。
 (それがなんであったか忘れましたが)非常に細かなものにまで記名をしなければならないと聞いたのでした。
 そのときは、学校の管理がどんどん厳しくなるのだなあ、とうんざりしたものでしたが、しかし、、、

a0094201_1335511.jpg 私もしてもらっていたとは。。。
 今から38年も前のこと。
 小学校一年生のときに使っていた算数の教材。
 「数え棒」やら「お金」やら一点一点すべてに母は記名をしたシールを貼っていたのでした。。。
 そうだったのか。。
 写真につまようじと「お金」が写っていますが、「数え棒」はつまようじ大です。
 全部で何百点もある細かい道具すべてに書いてありました。
 
 先日、実家に帰った時に、子どもたちが遊べるものはないかと納戸をのぞいてみたら、このようなものを発見。
 案の定、子どもらには大ウケでした。
 お母さん、ありがとう。。(取っていてくれたことも含め)。

 38年前は私が小学校1年生になった年です。
 家も新しく、学校も新しく、人生も新しいピカピカの日々でした。
 私には年の離れた兄が二人いて、長男は8歳上なので中三、二男は中一だったはずです。
 その2番目の兄が12日に亡くなりました。
 胃がんでした。

 昨年11月に福島で会った時には元気だったのですが、年末から物が食べられなくなったそうです。
 スキスル性胃がんというやつでした。
 この病気は、自覚症状が現れた時にはすでに末期というたいへん恐ろしいものです。
 両親や義姉は、私と長兄、そして兄の子どもたちにすら、2月の初めまでそのことを言えずにいました。
 私が電話で事情を明かされたとき、母は、兄がもうすべてを受け入れている、と語っていました。
 もうひとつ。
 2月いっぱいは、もたないだろうと言われている、ということも。

 だから、その電話を受けた2日後に私が石垣島から福島へ行ったのは、もう事実上「お別れ」を告げるための訪問でした。

 病室ではどのようなことを言おうか?泣いてはいけないのではないか?など、あれこれ考えていましたが、兄の顔を見て涙をこらえることは無理でした。
 その日一日病院で話そうと来たのに、最初からクライマックスになってしまい、もうぐちゃぐちゃです。
 兄は私が何を行っているのか(泣いているので)よくわからないらしく、
 「え?何?」
 なんて普通に聞き返してきたりしたので、私も少し冷静になれました。

 兄は、少し話すと疲れて眠ってしまいましたが、握手の力もだいぶ強く、まだまだ大丈夫なのではないか、と思われました。
 兄は終始おだやかでいつもと変わらない様子でした。
 義姉も、神戸から帰ってきた大学生の甥も笑ったり、いつものような、むしろいつもよりブラックな(こういう状況ならではの)ジョークを飛ばしたりして過ごしていました。
 かたや自分は、もう最後という思いがあり、感情を堰き止めておくことはできませんでした。

 兄と義姉の間で、もしかして何か約束があったのかもしれません。
 あるいは、義姉はその時点では、事実を知った初期の悲しさを乗り越えて、確実に喪主となる心構えをしていたのかもしれません。
 今から思うと、兄はただ普通に毎日をすごすように終わりを迎えたかったのでしょう。
 周りでオイオイ泣いていたら「おれ死ぬんだなあ」っていやがおうにも思わずにはいられないでしょうし。
 たぶん一人でいるときには、その事実から目をそむけることができないでしょうから、せめて昼間、人がいるときには、楽しく過ごしたかったのかもしれません。
 これらは想像でしかないですが、そのときの自分には、そこまで心遣いをする余裕がありませんでした。
 一方で、ストレートに感情をぶつけることができてよかったとも思います。
 いつもいる家族と違って、男兄弟は疎遠になってしまいます。
 だから最後にちゃんと気持ちを伝えることができてよかった、と。 
 どうなんでしょうね。

 私が病院に行った日は、例外的に兄の調子がよかった日だったようです。
 その後、モルヒネで夢うつつで過ごす日も多く、しかしまだ身体には力があったようで、亡くなる数日前には、自分の手でベッドの柵をつかんで、身体をずらすこともできたようです。
 まだ大丈夫だろうと思っていた矢先、急に逝ってしまいました。

 こんなに身近な人を亡くしたのは初めてです。

 今日は、旧暦1月16日。
 石垣島ではあちらの世の正月を祝う「十六日祭」です。

 それでは、今週の週替わりメニューをご紹介いたします。
 
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 今日のカレーは「豆のカレー(ムング・ダール)」です。
 なくなり次第「上海カレー」となります。
 朔の「豆のカレー(ムング・ダール)」は、緑豆のひき割りでつくったやさしい味のカレーです。
 ゴロゴロした豆のカレーではなく、スープ状。仕上げにスパイスの香りをつけたバターをジュッと加えて香りを引き立てます。
 ミニタンドリーチキン付き。
 
 
 今週のサラダは「キャベツ、パプリカ、コーンのサラダ」です。
 マスタタードヴィネグレットでどうぞ。

 今週のデザートは「桃のケーキ」です。
 ほんのり甘い香りでしっとりフルーティーなバターケーキです。
by haiderinn | 2013-02-25 13:44 | こんな毎日
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