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こんなときわたしをたすけてください

 お客様商売をしている身であるので、あまりおおっぴらにするのもどうか、と思いますが。
 実は、私は、人の顔を覚えるのが、とても、とても苦手です。

 お店に初めて(と思われる)お客さんが来て、何かありきたりではないお話(「私も福島なのよ」とか「今度インドに行くんだけど」とか)をして、しかもちょっと盛り上がったとします。
 顔を覚えるのが苦手と自覚している自分は、このお客さんの顔は忘れちゃいかん(まあ、どのお客さんの顔も覚えておくべきなんでしょうが、特に)と一生懸命特徴などを頭に入れます。
 そのお客さんが店から出ていかれます。
 即座にその顔のイメージが溶けだすんです。
 「ああ、次会っても思い出せそうもない」、ということになってしまうんです。
 本当に失礼なことですが。

 お客さんが笑顔を浮かべてお店に入ってきます。
 何か初対面ではない親近感が表情に読みとられます。
 まずい。。。
 時間を稼ぐために、こちらも「知っているよ」というニュアンスを含ませた(しかし、本当は初対面かもしれないので、やりすぎない程度の)笑顔をみせて「いらっしゃいませ」。
 頭の中で必死の検索。
 しかし、「お探しのお顔に該当する方は見つかりませんでした」が、ほぼ100%その答えです。
 わかるときっていうのは顔を見た瞬間にすぐに回答が返ってくるもんです。
 ただ、その回答の返り具合にはいくつかあって、
 ①適切な会話を続けるのに十分な情報を伴って「わかる」場合
 ②「多分このことに関係する人だったよな」とグレーな場合
 ③ただ単に「うん、知ってるよ。間違いなく知っている。でも、どうして知っているのかはわからない」という、限りなく「しらない」に等しい場合

 私はエベレストを見たことになっています(唐突ですが)。
 チベットで中国からネパール国境へ向かう時、一緒にいたチベット人から
 「あれだ」と指さされました。
 遠くに山並みがみえ、残念ながらどれも同じような高さの山でした。
 結局最後までどれがエベレストかわからないままだったのですが、視界には入っていたはずです。
 これはエベレストを見たことになるのでしょうか?
 ③はこの状態にちょっと近い。
 私は相手のことを知っているのでしょうか?
 この場合、とにかく「探り」を入れたいのですが、とにかく相手から話してもらうしかないので、お天気のこととかで会話の切っ掛けをつくります。

 ②の場合、次の一手は思い出した情報の確信度により「賭け」になることも。
 広告関連のデザイナーだったような気がするんだけどなあ。。。という人に
 「前お話してたT-シャツのデザイン仕上がりましたか?」
 ということを思い切って尋ねて、
 「あ、僕○○さんの友達で、前一回きたことあるんですけど。。」
 と見事にはずしてしまう、といういようなことがたまに起こります。
 怒る人はそういないとは思うんですけど、がっかりしたり、中には傷ついたりする人がいるんじゃないかと、こちらは怖れるわけです。
 申し訳ありません。

 ①の場合でも、どうしてもお名前が思い出せない、ということがあります。
 私は以前、食堂で夕ご飯を食べていて、後から偶然知り合いの方が入ってきて、同席となり、サシで飲むようなことになったんですが、飲んでいる間、どうしてもその人の名前が思い出せませんでした。
 これは、かなり苦しかったです。
 だって、話しかけるのに名前がよべないんですから。
 名前呼ばなくても内容は話せるんですが、どうしても何か不自然なんですよ。
 試しにこんど相手の名前を絶対呼ばないルールで会話してみてください。
 しかも、このときは、相手の方は私の名前を呼び掛けながら話をしているのに、私のほうではそれがない。
 最後には相手にもその不自然さに微妙に感づかれた気配がありました。

 商売に厳しい方は
 「ぼんやり商売しているからだ!」
と思うかもしれませんが、言い訳すると、これは脳の機能の問題だと思います。
 つまり、計算が苦手とか、右手より左手を使うのが不器用だとか、絵が下手だとか、そんなことと同じじゃないかと。
 これは、「しかたない」ということではありますまいか。。。。

 だから、朔の店長は私のことを知っているはずなのに、覚えていなかった!
 と憤慨している方がいらしたら、どうぞ寛大なお心をもって、次は私にヒントを下さい。
 曖昧な笑顔を浮かべていると思ったら、何か手掛かりを。
 「覚えてないでしょ?」
 と突っ込むよりも、動物を餌付けするつもりでエサをまいて、食いついてきたら、内心でほくそ笑んでください。
 そのほうが楽しいでしょ?

 逆に言うと、私に一発で顔を覚えられる方は、「何か持っている」と思っていただいて結構です。

 さて、4月16日~21日までの週替わりメニューのご紹介。
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 今日のカレーは「豆カレー(ムング・ダール)」から始まります。
 なくなり次第、次の「上海カレー」にかわります。
 朔の「豆カレー(ムング・ダール)」は緑豆と玉ねぎベースの中辛カレーです。
 スパイスの香りを移したバターで仕上げた香ばしいカレーですよ。
 ミニ・タンドリーチキンつき。

 今週のサラダは「小松菜、ソーセージ、キャベツのサラダ」です。
 オイル醤油ドレッシングでどうぞ

 今週のデザートは「レモンゼリー カスタードソース」です。
 レモンをたっぷり使ったさわやかゼリーにふんわり甘いソースがけ。
by haiderinn | 2012-04-16 10:20 | こんな毎日
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