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見知らぬ人に冷たくするな、変装した天使かもしれないから

悩み多き18歳のころ、英会話学校のお姉さま先生が言うには
「かわった人と付き合わなきゃだめよ」
いまだに覚えているその一言は、今の自分へと続いてきた道(たいしたものではないですが)の最初の曲がり角のひとつになった気がする。
普通に暮らしていて「かわった人」が周りに集まってくる人でもなければ、すすんでそのような人を回りに呼び寄せるというのは難しい。
「かわった人と付き合わなきゃだめよ」と言われてすぐにそんな友人ができれば世話ないのである。
ただ、その一言の前と後では心の構えがちょっと違ったかもしれない。
「かわった人」たちがたくさん現れるようになったのは結局10年後の一人旅のときになった。
旅の間望むと望まざるとにかかわらず(多くは望まなかった)いろんな人が近寄ってきたが、もしもパリの「シェイクスピア&カンパニー書店」に逗留していたならさらに変わった人物と出会っていたに違いない。

「書店」に逗留するのである。

ジョージ・ホイットマンがパリのセーヌ川を隔ててノートルダム寺院の向かいに英書の本屋を開業したのは1951年。
泊る場所のない友人たちのために店の奥にベッドをしつらえ、腹をすかせた客のためにスープをぐつぐつ煮込み、本を買う余裕のない人々のために図書館も運営した。
本屋なのに半分は図書館でさらに宿と食堂も兼ねている。
そこには有名な作家も大勢集まったが、とにかくパリで行き詰まってしまった若者も(ただの冒険気分の者も)何千人も受け入れてきた。
毎週日曜日には無料のお茶会が催され、パリでもかわった人々が集い、しばしば詩の朗読会も開かれる。
シャワーもきれいなトイレもないが無料で泊ることが許されるから、とにかくしばらくの間そこで体制を整えて社会に戻っていくこともできる。
そんなことが「シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々」という本に書かれている。
小説ではなく、作者ジェレミー・マーサー(カナダ人)の実体験によるドキュメント。
パリにはこんな本屋がある。

店主ジョージの理想を語るひと言が書店の壁に書かれている。
「見知らぬ人に冷たくするな、変装した天使かもしれないから」

見知らぬ人に接するときの心のあり方が日本人とはだいぶ違うが素敵な言葉だ。
お勧めの一冊。

なにかいつもと違った文体だが、ここからはいつも通り週替わりメニューの紹介をする。
今週は以下のメニューだ。

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 今日のカレーは「タイレッドカレー」から始まります。
 なくなり次第、次の「コリアンダチキン」にかわります。
 「タイレッドカレー」は牛バラ肉のココナツミルクカレー。
 他にオクラとナスが入ります。
 辛めです。

 今週のサラダは「ニンジン、グリーンピース入りポテトのサラダ」です。
 ホワイトクリームを使ってポテサラのおいしさアップ。

 今週のデザートは「紅イモとココナツのムース」です。
 甘い香りの濃厚ムース。ラム酒のきいたクリームを添えてどうぞ。
by haiderinn | 2011-11-28 10:18 | こんな毎日
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